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ERASERHEAD(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

1976年の映画「イレイザーヘッド」である。この作品はデヴィッド・リンチ監督の長編デヴュー作であり、5年の歳月を費やして完成した作品でもある。全編モノクロの映像によって表現されていて、そこが不気味さを見事に盛り上げてくれる。また、カルト作品として広く知られていて、「ミッドナイト・カルト」という言葉は本作によって生まれた単語である。

いつもならば、映画の作品データから記すのだが、今回はサントラ盤の方を先に述べる。本作のサントラ盤はちょっと変わったものが収録されている。(一応「SOUNDTRACK」となっていますけど...)収録曲は以下の2曲であるが、ここでは「曲」というよりも「劇中の音」と言った方が良いでしょう。(つまり、収録トラックが2と言った方が的確かと...)しかも、この2曲(2トラック)で37分という時間に達しているということで、何と言ったらいいのか... サントラ盤だけでは何が何だか分からないのは必至であり、DVDとセットにして揃えておくべきサントラ盤である。

尚収録曲(収録トラック)は『Exerpts from: Digah's Stomp/Lenox Avenue Blues/Stompin' the Bug/Messin'』『In Heaven (Lady in the Radiator Song)』である。

続いて作品データを記しておく。1976年の作品と言うことになっているが、1972年から製作が始められている。時間は89分、監督、監督、脚本、編集、特殊効果をデヴィッド・リンチが行っている。撮影はフレデリック・エルムズ、音楽はピーター・アイヴスである。そして出演は、ジョン・ナンス、シャーロット・スチュワート、アレン・ジョセフ、ジーン・ベイツ、ローレル・ニア、ダーウィン・ジョストン、たちである。

舞台はフィラデルフィアの工業地帯。印刷工のヘンリーはもじゃもじゃ頭の冴えない男であり、ある日、ガールフレンドのメアリーXから奇怪な赤子を生んだと告白される。ヘンリーは驚くこともせずにメアリーとの結婚を決意し、二人の新婚生活が始まる。しかし、2人は赤ん坊の泣き声に悩まされることになり、メアリーはノイローゼになって家出、ヘンリーが一人で赤ん坊の世話をすることになる。それからのヘンリーは次第に悪夢と狂気の世界に入り込んでいき、赤ん坊をハサミで刺し殺してしまった...

本作については、とにかくその描かれているイメージを目で見て、そして感じ取るべきであり、文章で表現することには無理がある。(悪夢の世界を目で見て感じてもらうしかない。)最低3回は見て、リンチ監督の描き出した悪夢を感じ取ってもらいたいところである。(カルト的な人気を得ていることも、数回見たらその理由が分かりますよ。)

 

Eraserhead (1976 Film)

Eraserhead (1976 Film)

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: IRS
  • 発売日: 1989/08/04
  • メディア: CD

イレイザーヘッド 完全版<ニュープリント・スクイーズ>

イレイザーヘッド 完全版<ニュープリント・スクイーズ>

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • 発売日: 2002/08/23
  • メディア: DVD

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