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GEORGE MICHAEL『LISTEN WITHOUT PREJUDICE, VOLUME 1』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1990年に発表された彼の2枚目のソロ・アルバムである。1st.アルバム「FAITH」はソロ・シンガーとしてだけでなく、ソング・ライターとしての才能も世界的に認められて大ヒットを記録したが、本アルバムは内容でもクオリティでもその前作を越えた彼の最高傑作として知られているアルバムである。(但し、セールスの点では1st.アルバムわ及ばなかった。→クオリティとセールスは比例関係にならないということをここでも教えてくれている。)イギリスではNo.1の座を獲得し、アメリカではBillboardのアルバム・チャートで最高位2位、1990年の年間アルバム・チャートでは100位、1991年の年間アルバム・チャートでは44位にランクインしている。(→発売になった時期の関係で年間順位が低くなった。)サウンドはポップなものからアコースティック面が強くなり、一段とアーティストとしての才能が輝いている。

収録されているのは以下の全10曲である。『Praying For Time』『Freedom』『They Won't Go When I Go』『Something To Save』『Cowboys & Angels』『Waiting For That Day/You Can't Always Get What You Want』『Mother's Pride』『Heal The Pain』『Soul Free』『Waiting (Reprise)』。

この中からは、『Praying For Time』が全米No.1ヒットとなり、1990年のBillboard年間シングル・チャートでは51位にランクインしている。(1位は1週間でした。)また『Freedom』もBillboardシングル・チャートで最高位8位、1991年の年間シングル・チャートで95位にランクイン、Billboardの年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていないが『Waiting For That Day』が最高位27位、『Mother's Pride』が最高位46位にランクインしている。そして、アメリカではシングル・カットされていないが、イギリスでは『Heal The Pain』と『Cowboys & Angels』もシングル・カットされていて、前者が最高位31位、後者が最高位45位を記録するというように、多数のヒット曲を生み出している。(前作「FAITH」はもっと凄かったですけど...)

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『Waiting For That Day』『Praying For Time』『Mother's Pride』というところをピックアップしておく。また、『Freedom』はWHAM!時代にヒットした曲と異なるアレンジということで、聴き比べるのにはもってこいの一曲である。

アイドルとしてではなく、一人のアーティストとして腰を落ち着けたと言うこともあって、じっくりと聴き込むことが出来るアルバムであって、ビッグ・セールスを記録した「FAITH」よりも遙かに内容のあるアルバムになっている。じっくりと聴き込みましょう!

 

Listen Without Prejudice, Vol. 1

Listen Without Prejudice, Vol. 1

  • アーティスト: George Michael
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2004/11/08
  • メディア: CD


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