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「ろくでなし」(その2) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローの第9弾として記している'60'sの宍戸錠主演の日活作品「ろくでなし」シリーズの第2回となる今回からは、いよいよシリーズ作品の方に入っていきます。日活が得意とする無国籍アクション・コメディ・シリーズであって、エースのジョーが活躍する物語である。

今回は、1963年の作品で、シリーズ第1作となる「悪名高きろくでなし」です。
まずは作品データを記しておくと、1963年の日活作品で、時間は82分である。監督は斎藤武市、脚本は若井基成、撮影峰重義、音楽は小杉太一郎である。そして出演は、宍戸錠、朝風みどり、久里千春、藤村有弘、由利徹、平凡太郎、南利明、野呂圭介、富田仲次郎、井上昭文、木浦佑三、天草四郎、たちである。

本作で宍戸錠が演じるのは週刊誌のトップ屋の竜巻丈次である。(凄い名前です。)そんな丈次は「女は皆獣だ」という記事を書いたことから、どの雑誌社からもボイコットされる羽目になる。そんな丈次は、スリとぶつかり、財布を入れられる。その財布を見たら、中には東京駅のロッカールームの預かり証が入っていた。丈次は我が物顔でそれを受け取りに行き、ボストンバッグを手に入れた。中を見ると、なんと札束がぎっしりと詰まっていた。で、丈次は豪遊を始める。そんな丈次の前に刑事が現れると、偽札犯人として逮捕されてしまう。連行されていく丈次だったが、そこを偽札犯の一味が襲い、丈次を拉致して逃げていき、ある豪邸に監禁する。しかし、見張りの隙を突いて逃亡する丈次。街にでると、至る所に丈次の指名手配書が...

とにかく、ハチャメチャな展開で、漫画のような出来事が次々と起こっていくが、最終的には偽札犯のボスの正体を突き止めて、立ち向かっていく丈次の姿を見ていると、実に気持ちよさを感じることになる。(これが日活の無国籍アクション作品の醍醐味である。)

何も考えることなく、笑いながら気軽に楽しむことが出来る作品ということで、これぞ娯楽映画という感じの作品である。尚、40年以上も昔の作品ということで、街の様子をはじめ、社会的なインフラに関する物は前時代的な物と感じてしまうが、それが逆に魅力的でもある。笑いながら楽しむことで、ストレス解消にもなりますよ。

 

↓本作のソフトが無いということで、とりあえずこれを...

シシド―小説・日活撮影所

シシド―小説・日活撮影所

  • 作者: 宍戸 錠
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 単行本


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