スカルマン#13[Final] [アニメ]
地上波では既に放送が終了している「スカルマン」であるが、BSフジでの放送もようやく今週で最終回となった。(関西テレビよりも3週間遅れていました。→関テレの放送は、MBSの「銭形雷」/「恋日・ニュータイプ」/「恋日・3rd.」と同じ火曜深夜の放送でした。時間的には被らなかったけど、朝日放送の「必殺仕事人Ⅴ風雲竜虎編」と被ることが多かった。)
地上波(関テレ)の放送では、「ご覧のスポンサーでおおくりします/おおくりしました」という声が入り、スポンサーの名前がテロップで出たが、BSフジではそれはなく、またその部分の映像もカットされずにちゃんと放送されたこと、また、地上波では「ハイビジョン制作」というテロップが冒頭に出たが、BSフジの放送ではそれも出ないので、ノイズ成分がないということで大歓迎です。
また、地上波では30分枠で放送されたが、OP主題歌からの本編時間は1話23分(地上波の30分枠だと、本編の比率が76.7%になる。放送局にとってはCMをたくさん流すことが出来るが、見ている方とすれば短く感じてしまう。やはり8割となる24分にするべきでしょう。尚、24分でも23分でも、SPで録画するとDVD1枚に5話収録できますが、23分だとXSPで録画してもDVD1枚に4話収録できます。)ということで、途中に入るCMがやたらと長く感じたが、BSフジの放送は25分枠だったため、途中に入るCMは1回30秒になり、CMでダレテしまうというダメージも少ないのも良い所である。→はっきり言って、BSフジの放送は視聴者に「見て下さい」と言っているようだが、地上波(関テレ)は「放送してやるぞ」というように感じられてしまった。(保存する方も、地上波ではなくてBSフジでの放送を録画することをお薦めします。→「ケータイ刑事」や「恋日」は、逆にBS-iの本放送ではスポンサーのテロップが出るが、MBSではそれがないという逆になっています。但し、BS-iの再放送ではスポンサーは出ません。)
最終回の大ラスは、フジテレビでは7/15の放送だったので、「DVD第1巻7月25日発売」と出たが、関テレは9/25深夜の放送だったが、これがそのまま出た。しかし、BSフジの放送では、その部分を隠して「DVD好評発売中」と出たが、この辺りはやっぱり考えていましたね。(逆に、関テレは何も考えていないということになる...)→ここもBSフジは好感が持てるが、関テレは...
物語の方は、大人の鑑賞に堪える内容で、ある巨大企業が支配する都市を舞台に、「正義」とは何か、光と闇の狭間で苦悩するヒーローということで、石ノ森作品らしいテーマの物語である。しかし、「仮面ライダー」の原点となった漫画「スカルマン」の内容からは大きく発展させていて、違う物語になっていると言っても良い。
最初の頃は、閉鎖都市にモンスターが登場するサスペンスのような展開で、スカルマンも悪のヒーローのような雰囲気を漂わせていたが、これが次第に姿を変えていき、ある多国籍企業の陰謀が露わになっていき、またスカルマンの正体も描かれていく。全体を通してハードボイルド・タッチで描かれていて、まさに「髑髏」や「黒」が似合う物語であった。本作のようなしっかりとしたストーリーで大人の鑑賞に堪えうる作品はやっぱり見応えがありました。
ところで、最後は更に続編を製作できるような終わり方をしたが、やっぱり考えているのでしょうね... また、全13話の作品をDVDは全7巻って、細かく分けすぎであって資源の無駄遣いである。本編は2層DISCだと2枚で十分収録可能な時間である。(せいぜい、特典DISC1枚と本編DISC3枚の全4枚が良い所だと思うんですけど...)
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