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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その23) [ケータイ刑事]

「ゲストキャラにおける類似点」の9回目となる今回は「古美術商」をテーマとする。一応、「古美術商」では広くなってしまうので、「ミイラ」に繋がる人物という条件を付けることにする。

「ミイラ」と言えば、やはり古代エジプト王家のミイラ、ということが頭に浮かぶが、ミイラとは、人間または動物の死体が永く原形に近い形を保存している物を言い、天然的ミイラと人工的ミイラがある。前者は、土地が乾燥しているなどの原因で死体が自然と乾固したものであり、後者の多くは宗教的目的をもって遺体の腐敗を防ぐように加工したものであり、エジプトのミイラはあまりにも芽以であるが、それ以外でもインカ帝国をはじめとする中南米やオセアニアの島の一部、または中国でも存在している。また、漢字で表記すると「木乃伊」となる。また、「ミイラ」の発音は、ポルトガル語の「MIRRA(ミルラ)」が訛ったものとされている。

「ミイラ」が関係する「古美術商」が登場する物語は、「ケータイ刑事」では「・1st.8話」が該当し、「007」では「私を愛したスパイ」が該当する。(エジプトを舞台にした物語の前半部分である。)ということで、それぞれについて述べていくことにする。

ケータイ刑事」:「・1st.8話」の物語は、全日本国際ミイラセンターで警備員が殺される事件が発生。この事件はミイラに関係していた?ということで、「ゴッドハンド」と呼ばれるミイラ鑑定の権威で考古学者の平田教授、古美術商で鑑定を頼んだミイラの持主の神崎誠一郎、自称・究極のミイラおたくのアモン・ラー・丹間こと丹間ミノキチ、という人物たちが絡む物語である。結局は、ミイラの虚偽鑑定書の作成を断った平田教授を神崎が殺害したが、その殺害現場の目撃者となってしまった警備員と、ミイラの虚偽鑑定に気づいた丹間をも神崎が殺害したという事件であり、事件の現況は「ミイラ」にあったということになる。(それにしても、このミイラは「ツタンカーメンの叔父の伯母の兄貴の隣に住んでいる人の甥の長男ということで、如何にも「ケー刑事」らしい設定でした。)

007」:「私を愛したスパイ」はシリーズ第10作ということで、記念作品として派手な仕掛けのある物語であり、スケールの大きな物語となっている。で、その中の一部でエジプトを舞台にした部分があり、そこで考古学者のファケッシュと、エジプト暗黒街のボスで、ミイラを扱う古美術商を隠れ蓑にしているマックス・カルバが登場する。(一応、(表の)仕事上はミイラとの繋がりはあるが、物語では「ミイラ」とは特に関係していない。また、マックス・カルバはボンドの追求によって命を落とすことになった。)

物語は、イギリスとソ連の潜水艦が消息を絶ち、両国は潜水艦失踪の鍵を握る男と接触するために、それぞれ凄腕のスパイ(ボンドとアニア)をエジプトに派遣する。二人は小競り合いをしながら謎を追っていき、海運王ストロンバーグの野望を知る。また、英ソ両国は協力してストロンバーグの陰謀を阻止することとなり、ボンドとアニアは行動を共にすることになる。本作では潜水艦にもなるニュー・ボンド・カー(ロータス・エスプリ)をはじめ、様々な秘密兵器が登場した。また、いくつかの有名映画のパロディを行う、殺し屋・ジョーズの登場というように、内容の方も娯楽に徹したサービス精神の詰まった楽しい作品になった。

共通点と言うことでは、共に考古学者が関係しているということとである。(あくまでも今回の中心は「古美術商」です。)で、「ミイラ」と繋がっていると言うのは、エジプトの古美術を扱っていれば当然のことである。よって、今回のテーマにおいては「類似点(共通点)」が無くて当たり前である。しかし、歴史的な傑作である「ケータイ刑事」と「007」だからこそ、「古美術商」というキャラにも「驚くべき類似点」がしっかりと存在している。それは、神崎とカルバは共に大金に繋がる野望を持っていて、それが事件(物語)の根底にあるということである。「ケータイ刑事」では、神崎がミイラの虚偽鑑定書を手に入れようとしたのが事件の発端であり、「007」ではマックス・カルバがマイクロフィルムを手に入れたことがボンドたちをエジプトに呼び寄せることになり、ストロンバーグの野望を知られることにも繋がった。つまり、「古美術商」が野望を抱かなければ「ケータイ刑事」では事件は起こらず、「007」ではストロンバーグの野望が露見することなく、現代文明は滅んで新しい人類による新しい時代が到来することになったかもしれない。

また、それ以外でも、今回取り上げたそれぞれの物語は、いずれもが、アクション(「ケータイ刑事」にしては珍しく、ちゃんと五代さんが走っていました)あり、ギャグあり、秘密兵器あり、というおもちゃ箱をひっくり返したような内容であり、「何でもあり」という作品になっているのも類似点(共通点)と言うことが出来る。(→傑作は自ずと内容的にも類似点があるということでもある。)

次回も「ゲストキャラにおける類似点」を続けていきますが、遂にこれが10回の大台に乗ると言うことになります。そろそろあのお方に登場してもらおうかという考えがあります...

 

↓奇しくも、泪ちゃんもロジャーも3代目ですね...

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