A NIGHTMARE ON ELM STREET(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題の作品は1984年の映画「エルム街の悪夢」である。言わずと知れた人気ホラーシリーズ「エルム街の悪夢」シリーズの第1作である。(現在までに7作が製作されていて、番外編的な位置づけで「13日の金曜日」のジェイソンと対決する2003年の「フレディVSジェイソン」まで生まれている。)人の夢に現れる殺人鬼・フレディ・クルーガーと少女の対決を描いたホラー作品であると同時に、進英監督の登竜門というようなシリーズであることも注目のシリーズである。また、ジョニー・デップのスクリーン・デヴュー作でもある。
作品データを記しておくと、時間は91分、監督と脚本はウェス・クレイヴン、撮影はジャック・ヘイトキン、音楽はチャールズ・バーンスタインである。そして出演は、ヘザー・ランゲンカンプ、ジョン・サクソン、ロニー・ブレイクリー、ロバート・イングランド、アマンダ・ワイス、ニック・コッリ、ジョニー・デップ、チャールズ・フライシャー、たちである。
高校生のティナとナンシーは大の仲良しで、高校生活を楽しんでいる少女である。ある日、ティナは悪夢に悩まされるようになり、その夢の中には鋼鉄の爪を持つ殺人鬼・フレディが現れる。また、ナンシーも同じ夢で悩むことになる。そんな中、ボーイフレンドのグレン(今や大スターのジョニー・デップが演じている。)を加えた3人は夢の中の殺人鬼が同一人物であると知る。やがて、ティナが殺され、ティナのボーイフレンドのロッドが逮捕されるが、ナンシーの悪夢は続く。そして母からフレディのことを教えられたナンシーは遂にフレディと対決することを決意するが...
執拗に追いかけ回されることになるナンシーであるが、「夢」と「現実」の世界が上手くリンクしていて、ホッとすることが出来ない展開は、大いに恐怖を与えてくれる。また「寝たら死ぬ」という恐怖は斬新なものであった。
時間的にも1時間半ということで、とても見やすい作品である。ただ、夜、寝る前には見ない方が良い作品であることだけは疑う余地のない所である。(おねしょをしても知りません...)しかし、本作を見たら、第2作、第3作、…、というように、シリーズ作品の全てを見たくなってしまうのもまた事実である。'80'sを代表するホラー作品である。
また、本作のサントラ盤もピックアップしておくことにする。収録曲は以下の全17曲である。『Prologue』『Main Title』『Laying The Traps』『Dream Attack』『Rod Hanged / Night Stalking』『Jail Cell』『Confrontation』『Sleep Clinic』『Terror In The Tub』『No Escape』『School Horror / Stay Awake』『Lurking』『Telephone Terror』『Fountain Of Blood』『Evil Freddy』『Final Search』『Run Nancy』。
時間的には30分は越えているものの(三十数分というサントラ盤は珍しい物ではないが、ポピュラー音楽のCDが60分近くなっている現在では、やはり短く感じてしまう...)、そんなに長くないのだが、恐怖を盛り上げてくれるサウンドの方はしっかりしたものである。映画の方を楽しんだら、こちらも一度は耳を傾けましょう。尚、ホラー映画が苦手という方は、とりあえず音楽だけ聴いて、見た気分になると言うのも悪くないかも...(ホラー映画ならではの楽しみ方ですけど...)
A Nightmare on Elm Street [Original Motion Picture Soundtrack
- アーティスト: Charles Bernstein
- 出版社/メーカー: Varese Sarabande
- 発売日: 2005/10/11
- メディア: CD
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