TwellV・神宮前名画座「GONE WITH THE WIND」 [ETC.(その他)]
昨日開局したBSデジタルの新局・TwellVの映画放送で、「GONE WITH THE WIND」(風と共に去りぬ)が放送された。「神宮前名画座」というタイトルの映画枠であるが、土曜に続いて本日再放送されるということで、複数の裏番組の兼ね合いから、こちらは再放送の方で見ることにしました。(再放送がすぐにあるというのは嬉しい所でもある。)が、この放送枠、やってくれますね。(映画ファンにとってはありがたい放送のやり方でした。HDDレコーダーで追いかけ再生して見ました。)
NHKやWOWOW、CSであれば当たり前であるが、民放ということを考えたら、途中にCMが入るのは当たり前であるので、4時間近い超大作の「風去り」だったら、途中に何回CMが入るのかと思ったが、なんと1回だけでした。(開始から2時間弱の所で、僅か1分半のCMだけでした。)こういう放送というのは、途中で白けることがないので、歓迎されるのだが、そういう所を分かっているというのは嬉しいところですね。
欲を言えば、0回というのが理想であるが、「風去り」はあまりにも長い作品であり、インターミッションが入っていることを考えれば、インターミッションの代わりにCMを入れたというように解釈できるので、これは十分許せる範囲内である。但し、本編が232分という「風去り」であるが、放送されたものは本編は211分ということで、多少のカットがあったことは不満点である。→4時間枠を取っておきながら、終了したのは放送枠を24分ぐらい残してのことだったので、ここは改善して貰いたい所である。BS JAPANの「シネマクラッシュ」のように、別のショート作品を放送するというのも一つの方法ですけど...
BSデジタルは、地上波と違ってCMの入る割合が少ないのも特徴である。地上波の民放だと、放送時間の約20%はCMが入る。よって「風去り」を放送するのであれば、5時間ぐらいの枠を取らなければ放送できない。が、それを4時間枠で放送し、CMの割合が30分程度ということは、約12.5%ということになるので大歓迎である。(ちなみに、前述のシネマクラッシュは、途中で数回のCMが入るが、1回が30秒か1分であり、トータルでもCMの時間が短い。2時間枠であるが、映画の本編時間は最長で108分であり、CMは約10%ということになる。→それよりも短い作品は、ショート作品を放送してくれる。)
「神宮前名画座」という映画枠以外はこれという見たい番組が無いTwellVであるが、この「神宮前名画座」に関しては今後も大いに期待できますね。ちなみに、今後の放送予定作品は、「ガス燈」(1944年、I.バーグマンがアカデミー主演女優賞を獲得した作品)、「カサブランカ」(1942年、H.ボガードとI.バーグマンによるアカデミー作品賞受賞のあの名画)、「三十四丁目の奇蹟」(1947年、クリスマス・シーズンでは定番のカルト作品)、「グランドホテル」(1932年、「グランドホテル形式」と呼ばれる作劇法を確立させたアカデミー作品賞受賞の名作)ということになっている。映画ファンにとったら、いずれもが映画史に残る作品であり、見ておかなければならない作品である。(よって、これまでに見たこともあるでしょうが...)こういうありがたい放送枠があるということで、改めて見るということがよろしいかと。兎に角、TwellVでは唯一外せない番組ということになります。(WOWOWが裏番組にこれという作品をぶつけてこないことを祈ります。→その時はHDDレコーダーにダブル録画しておけばいいですけど...)
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