QUEEN『A NIGHT AT THE OPERA』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1975年の暮れに発表された彼らの4th.アルバムであって、最高傑作と言われている名盤中の名盤である。2002年にはDVD AUDIO版もリリースされ、この時にdtsの5.1ch化も行われたということで、より高音質で楽しむことが出来るようになったのも嬉しい所である。彼らのアルバムではイギリスで初めてNo.1の座を獲得したアルバムでもある。また、シングル『Bohemian Rhapsody』はプロモーションを目的としたビデオが制作され、MTVの登場以前である'70'sの時代においては伝説的な一曲になっているということはあまりにも有名である。
収録曲は全12曲である。(リマスター盤では2曲のボーナス・トラックが追加収録されて14曲となっているが、本アルバムはオリジナル盤の12曲でたっぷりと堪能するべきアルバムである。よって、ここではオリジナル盤の12曲のみ記すことにする。)収録曲は以下の通りである。『Death On Two Legs (Dedicated To...)』『Lazing On A Sunday Afternoon』『I'm In Love With My Car』『You're My Best Friend』『'39』『Sweet Lady』『Seaside Rendezvous』『Prophet's Song』『Love Of My Life』『Good Company』『Bohemian Rhapsody』『God Save The Queen』。
この中からは、彼らの代表的な一曲である『Bohemian Rhapsody』がシングル・カットされて大ヒットを記録していて、本国イギリスでは9週連続1位に輝いている。アメリカでもBillboardのチャートで最高位9位を記録して、1976年の年間シングル・チャートでも18位にランクインしている。また、『You're My Best Friend』もBillboardでは最高位16位、1976年の年間シングル・チャートでは83位にランクインしている。
本アルバムの評価は'70'sのアルバムの中でも超A級の評価をされているので、改めて細かいことは言わない。よって、お薦め曲もピックアップしない。(早い話、『Bohemian Rhapsody』をピックアップし、更に全曲ということになっちゃいますから...)
本アルバムは聴き慣れたアルバムであるが、聴き直す度に新たな発見をするというぐらい、細かい所まで気を配り、バラエティに富んだ内容のアルバムになっている。ロック・オペラという印象が強いが、曲の方はバラエティに富んでいて、一言で言うのは実は難しいことである。兎に角、スケールが大きく、ロックとオペラの融合を実現した歴史に残る名盤である。如何にもQUEENらしいアルバムと言われているが、本アルバムは聴いておかなければ、ロックについて語る資格はありません。じっくりと聴き込みましょう。
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