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「THE PHANTOM OF THE OPERA」('1925) [映画(洋画)]

表題の作品は1925年に制作された「オペラ座の怪人」である。この作品は後に何度か映画化されることになるが、その最初の映画化作品である。クラシック映画の大傑作としても有名な作品であるる時代が時代であるので、サイレント映画であり、当然、白黒作品である。(パート・カラーなので、完全な「白黒作品」と言うと語弊がありますけど...)また、クリスチーヌが怪人の仮面を背後から剥ぐシーンは映画史に残る名シーンとして知られているのはあまりにも有名である。

作品データを記しておくと、1925年のアメリカ映画であって、時間は95分の白黒・サイレント作品である。原作はガストン・ルルー、製作はカール・メムレー、監督はルパート・ジュリアン、脚本はエリオット・クローソンとレイモンド・シャロックの2人、撮影はバージル・ミラーである。そして出演は、ロン・チェイニー、メアリー・フィルビン、ノーマン・ケリー、ギブソン・ゴーランド、ヴァージニア・ピアソン、スニッツ・エドワーズ、ジョン・セインポリス、たちである。

物語は、後にリメイクされたり、舞台劇としてもロングランとなっているだけに、お馴染みのものである。本作では、白黒映画ということで、光と影の陰影を上手く使っていて、それが恐怖を上手く表現している。パート・カラーにより、部分的にはそのカラー・パーツが一段と強烈な印象を残すことになり、これも上手い表現方法である。(これを意識して、コッポラ監督の「ランブルフィッシュ」はパート・カラーにしたというのも有名である。)サイレントということで台詞がないことで心配する部分があるだろうが、そういう心配は全くない。それどころか、トーキー作品よりは怖さを感じることも出来る。

パリ・オペラ座。新しい支配人は、5番目の席に出没する幽霊の話を耳にする。やがて、無名の新人・クリスチーヌを主役にするために、様々な怪奇な事件が起こる...

舞台版や後の映画も、それぞれ面白い作品であり、ご覧になった方は大勢おられるであろうが、そういう方には本作も見ておいて貰いたいところである。(で、原作が良いと映画の方も良いと言うことがよく分かります。)

 

オペラ座の怪人

オペラ座の怪人

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2005/07/27
  • メディア: DVD


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