「SENTIMENTAL JOURNEY」 [映画(洋画)]
表題の作品は1946年のアメリカ映画「センチメンタル・ジャーニー」である。このタイトルと同じタイトルのアニメなどがあるが、それらとは全く関係がない。(何せ、本作は既に60年以上も昔の作品ですし...)名作と言われたネリア・ガードナー・ホワイトの原作小説を脚色し、なかなか泣かせてくれる人間ドラマである。
作品データを記しておくと、時間は94分、白黒作品である。原作はネリア・ガードナー・ホワイト、監督はウォルター・ラング、脚本はエリザベス・ラインハートとサミュエル・ホッフェンスタインの2人、撮影はノーバート・ブロダイン、音楽はシリル・モックリッジである。そして出演は、ジョン・ペイン、モーリン・オハラ、コニー・マーシャル、ウィリアム・ベンディックス、セドリック・ハードウィック、グレン・ランガン、ミシャ・オウア、たちである。
ビルとジュリーは共に舞台役者という、仲のよさで有名な夫婦である。ある日、新しい芝居の稽古をしようとした時、ジュリーが急病で倒れてしまう。ミラー医師の診断は2週間の絶対安静を要するということだった。やがてジュリーは孤児を引き取って育てたいとビルに語る。自分の幼い頃の面影を見出したためであり、孤児のヒティを引き取ることにした。が、突然華やかな環境に入ったヒティは病気になってしまう。ミラー医師の意見は、ビルがヒティの気持ちを理解して愛さない以上、孤児院に返した方がいい、と言う。が、ジュリーはこれをヒティに打ち明けるのに悩み、決意して語ろうとした時、心臓麻痺で死んでしまった。妻が死んでしまったことはビルにとってはショックで、ヒティがビルを慰めても全く無駄だった。そして心を開かないビルに失望して失踪してしまう。一方、ビルはヒティの中に亡き妻の面影を感じ、ようやくヒティの存在が大切であることに気づいたが...
こういう物語はいつの世でも涙なしには語れない感動を与えてくれる。が、こういう感動の名作がソフト化されないのはどうしてなの?M.オハラは人気もあるのですけどね...(LDではリリースされていたのですけどねぇ...)
↓本作はソフト化されていないので、その代わりに主演のJ.ペインとM.オハラの出演作を...
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