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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その33) [ケータイ刑事]

今回の「ボンドガールとゲストキャラにおける類似点」というお題のテーマは「組織に忠誠を尽くすキャラ」です。ボンドガールで組織に忠誠を尽くすというと、MI-6のメンバーで忠実に任務を遂行する人物と、敵側の組織で忠誠を誓う人物とが存在するが、どちら側かということは特に限定しないことにする。

で、登場いただくのは、「007」からは黄金銃を持つ男」のメアリー・グッドナイト、そしてゴールデンアイ」からゼニア・オナトップ、「ケータイ刑事」からは「・2nd.22話」に登場した早島琴(はやしま・こと)です。メアリーはボンドと同じMI-6の人間であるが、ゼニアと早島琴は悪側の組織の人間であり、主人公であるボンド/泪ちゃんを手こずらせたキャラである。(が、これが不思議な類似点があります。)

007」:メアリー・グッドナイト。シリーズ第9作(3代目ボンドの第2作)となる「黄金銃を持つ男」のボンドガールである。この当時は、ボンドガールと言えばブロンド・ヘアーというのが多かったが、彼女の後は暫くブロンドのボンドガールは登場しなくなり、14作の「美しき獲物たち」までブロンドのボンドガールは登場しなくなる。

彼女はロンドンの本部で2年間働いた後、香港支局で連絡員となった。ボンドに恋い焦がれていて、ボンドのサポートを務めることになったことを喜んでいた。本人は一生懸命に任務を遂行しているつもりだが、何故か失敗ばかり重ねてしまうという愛らしいキャラの持主である。で、スカラマンガの車に発信器を付けようとした所、その場を発見されてトランクに押し込められ、スカラマンガはその足で逃亡、空飛ぶ車(飛行ユニットを装着する)のトランクから脱出を試みたが、その時は空を飛んでいて、そのままスカラマンガの本拠に連れて行かれてしまった。

ボンドの力になろうと頑張っているということで、MI-6という組織には忠実である。が、それが全て裏目に出てしまうのが不思議であり、また魅力でもある。最終的に、スカラマンガを倒したボンドと、待望のベッドインかと思われたら、ニックナックが主人の仇を取ろうと襲ってきて、、またも不運な目に遭ってしまったのは...

007」:ゼニア・オナトップ。シリーズ第17作であり、5代目ボンドのデヴュー作となる「ゴールデンアイ」の悪側のボンドガールである。元006であったアレックスの組織したヤヌス・シンジケートの一員である。彼女は、元はソ連の戦闘機の女性パイロットであったが、ソ連の崩壊もあって、殺し屋に転身した。元パイロットであるだけに、戦闘機やジェット・ヘリの操縦に長けているだけでなく、車のドライビング・テクニックも抜群である。また、殺し屋としての腕も高く、冷酷であり、同時に自分の太ももで男を絞め殺すという技を持っている。ボンドも彼女の太もも攻撃に相当苦労させられた。また、マゾという部分を持ち合わせている。

ケータイ刑事」:早島琴。「銭形泪・2nd.22話」に登場したゲスト・キャラである。美人催眠術師としてショーを行っているが、それは表の顔であり、裏の顔を持っている。実は荒畑任五郎が国家転覆を企む秘密結社・海王星団の一員であり、荒畑任五郎が逮捕された後、組織の首領となった。催眠術ショーの舞台上で、元首領の荒畑任五郎を暗殺するように高村さんに催眠術を掛けた。更には、「相棒を射殺せよ」という催眠術を掛けていて、ちゃんは絶体絶命のピンチに陥ることになった。結局は、高村さんの(「ケータイ刑事」では珍しい)アクションの活躍、そしてちゃんの高村さんという黄金コンビの絆の前に、野望を果たすことは出来ず、逮捕された。荒畑任五郎が逮捕された後の組織を引き継ぎ、新たな首領として、警察に拘留中の前首領を消すことさえ厭わない非情な所は、組織のトップに君臨する者として、組織を守るための行動ということになり、組織のために忠誠を尽くしていると言うことになる。(それが良いことか悪いことかは別ですけど...)

今回取り上げた3人は、自分の属する組織のことを最優先に考えて行動する女性である。そのため、強い信念を持っていて、組織のために徹底した行動を取る。だからこそ、ちょっと狂気じみた行動にも繋がっている。(メアリーは「失敗」ということになっていましたけど...)だからこそ、自分の世界に陶酔するという所をゼニアと早島琴は見せていた。(ここが類似点ということになる。)まあ、並の行動をしていたら、組織内で上の方に上り詰めていくことは出来ないでしょうけど... で、ゼニアと早島琴は、自分の世界に陶酔したことで油断が生じ、そこから逆転の反撃を喰らって、ゼニアはボンドに倒され、早島琴はちゃんに逮捕されることになった。→悪役としたら、貫禄があり、憎たらしい所があって申し分ないキャラクタである。だからこそボンドやちゃんの活躍が栄えることになる。

また、メアリーは失敗することでボンドの足を引っ張ることをしていたが、そうして生まれたピンチをボンドが見事に脱していくということで、ボンドの活躍が栄えることになる。ということで、今回取り上げた3人は、その作品の主役が栄えるような活躍をした、ということにもなる。これはキャラクタとしたら存在感があったということで、作品において存在感のある役割をしっかりと果たしたということになる。(作品によっては、存在感が無くて、何のためにいるのか分からないようなキャラクタが出てくることがあるが、そういうキャラクタはキャラ設定を失敗したということになるだけです。)→1人は主人公側の正義、あとの2人は敵となる悪側のキャラクタであるが、それらが同じ分類で同じ役割を果たしたということになるが、これもその作品がしっかりしているからのことである。やっぱり「007」と「ケータイ刑事」は偉大な作品だということになります。

次回も「ボンドガールとゲストキャラにおける類似点」というお題で続けていきます。(ボンドガールの方で残っているキャラはかなり減ってきましたが、まだまだ色々と「類似点」があります。)誰が登場するかはお楽しみに。

 

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 ↓海王星団登場の物語はこちらにもあります。

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