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T-REX『ELECTRIC WARRIOR』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1971年に発表したT-REX名義では2枚目の(通算では6枚目となる)アルバムである。邦題は「電気の武者」である。また、彼らのアルバムとしたら初めて全英No.1となったアルバムでもある。また、彼らの代表曲でもある『Bang A Gong (Get It On)』が収録されているアルバムでもある。ということで、'60's終盤から'70'sのブリティッシュ・グラム・ロックを語る上では書かすことの出来ないアルバムである。尚、アメリカでは、Billboardのアルバム・チャートで最高位32位を記録、1972年の年間アルバム・チャートでは75位にランクインしている。

収録曲は、オリジナル盤では全11曲である。それらの曲は以下の通りである。『Mambo Sun』『Cosmic Dancer』『Jeepster』『Monolith』『Lean Woman Blues』『Bang A Gong (Get It On)』『Planet Queen』『Girl』『Motivator』『Life's A Gas』『Rip Off』。

また、2003年にリマスタリングされて再リリースされたが、その時には以下の6曲がボーナス・トラックとして追加収録されていて、最後にはインタヴューが収録されている。(よって、ボーナス・トラックは7つということになる。→これは実に貴重なものであって、このためだけに買い直しても、十分に価値のあるものである。)『There Was A Time』『Raw Ramp』『Planet Queen [Acoustic Version]』『Hot Love』『Woodland Rock』『King Of The Mountain Cometh』、「T. Rex Electric Warrior Interview」。

本アルバムからシングル・カットされたのは2曲である。イギリスでは共に大ヒットを記録している。まずは彼らの代表曲でもある『Bang A Gong (Get It On)』であり、全英No.1になっているのは当然である。また、アメリカでも最高位10位、1972年のBillboard年間シングル・チャートでは57位にランクインしている。そして『Jeepster』であるが、イギリスでは最高位2位を記録している。

本アルバムは4人組になってから初めてのアルバムと言うことになる。「T-REX」に名前を変えて(縮めて)からはマーク・ボランの色彩がドンドン強くなっていくことになるのだが、本アルバムではまだ全てを支配している、という所まではいっていない。とは言っても、やはり、マーク・ボランの存在を抜きにして「T-REX」は語れないのは言うまでもないですが...

本アルバムからのお薦め曲は、10人いたら10人全員が真っ先に『Bang A Gong (Get It On)』だと言うのは疑う所がないであろう。それだけのインパクトの強いこの曲は、グラム・ロックの代表曲と言っても良い曲である。(この曲を聴かなければ、T-REXを聴いたと言うことは出来ませんし...)筆者も当然のことながらこの曲を真っ先にピックアップする。それ以外では、やはり(イギリスで)シングル・ヒットを記録している『Jeepster』も外すことは出来ない。で、ボラン・ブギが冴え渡っているあの曲とこの曲を、と記していったら、間違いなく全部の曲をお薦め曲として記してしまいそうなので、あえてこの2曲で止めておくことにする。

本アルバムは、'70'sのロック史に残る名盤であり、あまりにも有名な曲が収録されているので、誰もが(一部は)耳にした事があるアルバムであろう。が、そういうアルバムに限って、全曲をじっくりと聴いたことがない、という人が多い。じっくりと聴いてみてください。それだけ価値のあるアルバムである。(マーク・ボランと言えばビジュアルのことも忘れることは出来ませんが、やはりアルバムの方はじっくりと聴きましょう。)

 

Electric Warrior

Electric Warrior

  • アーティスト: Marc Bolan / T. Rex
  • 出版社/メーカー: Universal/A&M
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

Electric Warrior

Electric Warrior

  • アーティスト: T. Rex
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 2003/02/25
  • メディア: CD


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