TALKING HEADS『LITTLE CREATURES』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1985年に発表されたかれらの6th.アルバムである。兎に角、随分とサウンドの方が変わり、(原点に戻ったということで)驚かされるアルバムである。相変わらず奇抜さがある所は彼ららしいところでもあります。で、本アルバムは、Billboardのアルバム・チャートで最高位20位を記録して、1986年の年間アルバム・チャートでは38位にランクインするヒットを記録している。
収録曲は以下の全9曲である。『And She Was』『Give Me Back My Name』『Creatures Of Love』『Lady Don't Mind』『Perfect World』『Stay Up Late』『Walk It Down』『Television Man』『Road To Nowhere』。
また、ビデオとセットになったもの(2枚組のものと、DUAL DISC(2層・1枚もの)がある。)に収録されているオーディオ・ボーナス・トラックは以下の3曲である。『Road To Nowhere (Early Version)』『And She Was (Early Version)』『Television Man (Extended Mix)』。
この中からシングル・カットされたのは、アメリカでは『And She Was』であり、Billboardのシングル・チャートで最高位54位を記録している。(最高位がこの位置だと、年間シングル・チャートのTOP 100にランクインするのは無理です。)また、イギリスでは最高位17位を記録している。また、イギリスではこの曲以外に『Lady Don't Mind』と『Road To Nowhere』もシングル・カットされていて、前者は最高位81位、後者は最高位6位を記録している。と言っても、彼らの場合はシングル志向ではなく、アルバムで聴くのが正しい道なので、チャートの成績は参考資料にしか過ぎませんけど...
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『And She Was』『Stay Up Late』『Television Man』『Road To Nowhere』という所をピックアップしておく。特に6分を超える大作である『Television Man』は筆者のお気に入りの曲の一つである。
彼らのアルバムは、ニュー・アルバムが登場する度にスケールアップして、新たな要素が加わっているということで、信夫の期待は高まる一方であったが、本アルバムは原点回帰のようにシンプルなサウンドになっているのには驚かされたが、スタジオ録音アルバムのサウンドとライブ・サウンドの間にも、ライブではスケールアップするというのが当たり前であるだけに、ライブの方と聴き比べるというのもまた面白い所である。やっぱり、奥の深いグループです、T.H.は...
↓ボーナス・トラック3曲とビデオ版のセット
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