ARETHA FRANKLIN『THE VERY BEST OF ARETHA FRANKLIN, VOL.1: THE '60's』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1994年にリリースされたベストアルバムである。タイトルが示すように、「クイーン・オブ・ソウル」と言われていた'60's後半のATLANTIC RECORDS時代のヒット曲を集めたものである。(ラストの『Call Me』のシングル・リリースは1970年ですけど...)歌唱力抜群な彼女のソウルフルな名曲をたっぷりと堪能できる。尚、本アルバムは、同時にリリースされた'70'sの曲を集めた「VOL. 2」とセットと考えれば、よりいっそう彼女のボーカルを堪能できることになるため、単独購入ではなく、セット購入するべきである。(2枚組にしないところがちょっと憎い所である。)→この2枚でATLANTIC RECORDS時代の彼女の放ったヒット曲をたっぷりと堪能できる。
収録曲は以下の全16曲である。『Respect』『Baby I Love You』『I Never Loved A Man (The Way I Love You)』『Chain Of Fools』『Do Right Woman, Do Right Man』『(You Make Me Feel Like) A Natural Woman』『(Sweet Sweet Baby) Since You've Been Gone』『Ain't No Way』『Think』『See Saw』『House That Jack Built』『I Say A Little Prayer』『Weight』『Eleanor Rigby』『Share Your Love With Me』『Call Me』。
収録曲は有名な曲ばかりであり、この中からお薦め曲を絞ることは困難である。(早い話、全部がお薦め曲である。)そんな中、彼女の初の全米No.1ソングでありATLANTIC RECORDS時代の唯一の全米No.1ソングである『Respect』で幕を開けるというのは、妥当な所であり、嬉しい所でもある。(R & Bチャートでは多数の曲が1位を獲得しているが、BILLBOARDのシングル・チャートであるHOT 100ではこれまで2曲しか1位を獲得していない。)
本アルバムの収録曲は、いずれもが発表から40年前後ということになる。'60'sファンクというような曲もあるが、兎に角、熱い魂のこもった彼女のソウルフルなボーカルをたっぷりと聴くことが出来る。また、「名曲はいつの時代でも名曲である」ということを感じさせてくれる曲ばかりであり、スタンダード・ナンバーになった曲もいくつかあり、まさに、時を超えたエヴァーグリーン・ミュージックがここにある。ソウルフルな彼女のボーカルをグラスを片手に聴き入るというのも乙なものである。じっくりと聴き込みましょう!
The Very Best of Aretha Franklin, Vol. 1
- アーティスト: Aretha Franklin
- 出版社/メーカー: Rhino
- 発売日: 1994/03/17
- メディア: CD
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