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AMBROSIA『ONE EIGHTY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年に発表された彼らの4th.アルバムである。邦題は「ワン・エイティ 真夜中の晩餐会」と付けられている。デビューした時はプログレ・バンドだった彼らであるが、サウンドが次第に変わっていき、本アルバムでは「プログレ」の「プ」の字も残っておらず、ソフト・ロックに変わっている。とかも、当時ブームになっていたAORと言って良いものであり、とても聴きやすいものとなっている。そういうこともあって、Billboardのアルバム・チャートでは最高位25位、1980年の年間アルバム・チャートでは64位にランクインしている。(最高位を考えたら、かなりのロング・ヒットになったことも分かります。)

収録曲は以下の全9曲である。『Ready』『Shape I'm In』『Kamikaze』『You're The Only Woman』『Rock N' A Hard Place』『Livin' On My Own』『Cryin' In The Rain』『No Big Deal』『Biggest Part Of Me』。

この中からは『Biggest Part Of Me』がシングル・カットされて、最高位3位を記録する大ヒットになった。(1980年のBillboard年間シングル・チャートでも27位にランクインしている。)

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、シングル・ヒットを記録した『Biggest Part Of Me』を筆頭にして、『Ready』『You're The Only Woman』『Livin' On My Own』という所をピックアップしておく。

彼らのサウンドが変化したことに関しては、バンドである限りは変化していくのはあってしかるべきだと思うが、プログレからAORへの転身というのは、バンドとして生き残っていくための苦肉の策であり、商業バンドに落ちぶれた、という厳しい意見も聞かれる。筆者はそこまでは言わないが、アメリカのプログレ・バンドとしての期待があった彼らがプログレから足を洗ってしまったのは残念な所である。(彼らもそうだが、'80'sを迎えると、プログレ・バンドは殆ど消えてしまったけど...)が、そういう彼らの過去を知らなくて、AORバンドという認識で捕らえて、本アルバムに耳を傾けるのも悪くないものである。ポップであり、聴きやすく、メロディアスな所があり、当時の流行りのサウンドを聴かせてくれるということで、'80'sらしいサウンドをたっぷりと聴かせてくれている。ということで、これまでの彼らを知っていても、同名の別バンドと捉えて聴くことにすればすっきりするかと...

One Eighty

One Eighty

  • アーティスト: Ambrosia
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 2000/02/07
  • メディア: CD


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