ゴルゴ13#4 [アニメ]
今回の物語は、NYのマフィアのボス・マーティの愛人・リンダがその立場から抜け出して本物のレディになりたいと願い、ゴルゴにマーティの暗殺を依頼する、という物語。依頼された仕事にはプロという姿勢を貫くゴルゴ13のハードボイルドな姿が堪能できる物語でした。
マフィアのボスということで、マーティは用心深く身辺を固めていた。手下には凄腕の殺し屋・ビリーを用心棒として雇っていて、マーティから逃れることが出来ないリンダは、秘にゴルゴ13とホテルで接触し、マーティ暗殺を依頼する。仕事を受けたゴルゴ13は、用心棒の腕を確かめる。確かにその用心棒は凄腕だったが、その用心棒もまたゴルゴがただ者ではないことを感じ取る。→「超一流」のプロ中のプロらしい所ですね。
そんな中、リンダがホテルで誰かと接触したことがマーティに知られることになる。その相手と思われたマーティの手下のリッキーはホテルから転落死を装って殺された。リッキーを兄貴と慕う町のチンピラたちはリッキーの復讐を決めて動き出す。一方、リンダはゴルゴに愛を感じ始めていた。
その頃、リンダに接触したのがゴルゴらしいと分かる。ビリーは、リンダの浮気相手ではなく、リンダがゴルゴにマーティの暗殺を依頼したものと感じ、それをマーティに報告する。
ビリーはハンドガンならばゴルゴよりも早く抜くことが出来ると自負していた。マーティはビリーにゴルゴを消すように命じた。
それぞれの思いが交錯する中、ビルから外にて瀬用としたマーティをチンピラたちが襲った。応戦するビリーはチンピラたちを倒すが、その隙にゴルゴがマーティを仕留めた。
ビリーは自分がマーティの縄張りを受け継いでボスになれるような器ではないと分かっていた。そんな中、ゴルゴがビリーとリンダの前に姿を現した。ビリーはリンダを車から降ろそうとしていて、リンダの手を掴んでいたために、反撃が一瞬遅れ、そのためゴルゴの放った銃弾の前に散った。リンダはマフィアの女から抜け出せてプリティ・ウーマンになれたことを感じた。そして、ゴルゴと共にフロリダに行こうと言うが、ゴルゴは背を向けて去っていこうとする。で、自分を拒否したゴルゴが許せないリンダは落ちていた銃を拾うと、ゴルゴに向けた。引き金を引こうとするリンダ。が、ゴルゴは素早く反応し、リンダを倒した。そして雨降る中、去っていった。
プロ中のプロという姿を見せるゴルゴ。ハードボイルド全開で、色仕掛けも通用しないゴルゴ13のキャラがしっかりと出ている物語であり、また、リンダはリンダで「アメリカン・ドリーム」を夢見る女として、しっかりとキャラが描かれていて、たっぷりと魅せてくれる物語でした。
↓今回の物語の原作はこれに収録されています。
↓主題歌はイメージが違っていてダメだけど、こちらは雰囲気がピッタリです。
- アーティスト: オムニバス,ボビー・ティモンズ,レッド・ガーランド,マイルス・デイビス,ビル・エヴァンス,ウェス・モンゴメリー,ウィントン・ケリー,ソニー・ロリンズ,ナット・アダレイ,ラテン・ジャズ・クインテット,アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2002/11/21
- メディア: CD
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