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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その55) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「組織内の裏切り者」である。但し、ここで言う「組織」とは、主人公の属するそして、または主人公に味方する組織と言うことにする。そして、主人公であるボンド/銭形に何らかの影響を与えた人物、ということを条件に付ける。

登場するのは、「007」からは「消されたライセンス」に登場するキリファー「ダイ・アナザー・デイ」のミランダ・フロストの2人、「ケータイ刑事」からは「・1st.13話・2nd.13話、22話」に都合3回登場した荒畑任五郎、「・2nd.12話」に登場した鳥白弁蔵の2人である。(4人の内、半分の2人は再登場ですけど...)

007」:キリファー。シリーズ第16作「消されたライセンス」に登場したキャラクターである。ボンドの親友・フィリックス・ライターと同じCIAに所属していた。そしてフィリックスとボンドが麻薬王・サンチェスを逮捕したが、キリファーはサンチェスと内通していて、サンチェスからの200万ドルの賄賂によって、サンチェスの護送ルートを知らせ、そこを襲撃させて、サンチェスの逃亡の手助けを行った。

更に、サンチェスを逮捕した新婚のフィリックスを襲い、新妻・デラを殺害、フィリックスを鮫の餌食として再起不能にした。

ボンドが親友・フィリックスの復讐のために動き出し、フィリックスにしたのと同じ仕打ちをキリファーに行い、最期は鮫の餌食となった。

007」:ミランダ・フロスト。シリーズ第20作「ダイ・アナザー・デイ」に登場したキャラクターであり、悪側のボンドガールである。元はMI6にいたということで、ボンドの同僚である。ダイヤモンドの密輸をしているグリーブスの調査のためにMI-6は彼女を派遣して、グレーブスの報道担当となり、曽署として行動する。また、フェンシングの腕も優れていて、グスタフのトレーナーも務める。が、MI-6も知らない間にグレーブスの側に寝返る。グレーブスが招待客を招いたアイスパレスでは、彼女は唯一のボンドの味方だと思われていたが、その時に、今はグレーブスと手を結んだ、ということを口にする。

グレーブスのイカルス計画に尽力するが、最期は韓国侵攻に向かった貨物機の中で、ジンクス(ボンドガール)との女同士の戦いとなり、胸に短剣を喰らって散った。

ケータイ刑事」:荒畑任五郎。「銭形泪」に合わせて3回(1st.13話と2nd.13話、22話)登場したキャラクターである。また、「・1st.22話」において、名前が登場したが、この時は名前だけ出てきて、姿は登場していない。(海王星団を名乗るバスジャック犯が釈放要求をするが、実は海王星団とは関係ない犯人が、時間稼ぎのために名前を出しただけだった。)

警視庁の参事官という肩書きを持っている彼だったが、実は要人暗殺を行い、国家転覆を企む秘密結社・海王星団の首謀者である。その裏の顔を隠し、海王星団の全貌を暴くように、ちゃんと五代さんに調査を命じた。が、これはちゃんを海王星団の首謀者に仕立てて、銭形警視総監を失脚させるための彼の策略だった。

ちゃんは記憶を失い、罠に落ちるが、五代さんの活躍によって真相が暴かれる。が、海王星団との銃撃戦で絶体絶命の窮地に追い込まれるちゃんと五代さん。が、五代さんの目からこぼれた涙がちゃんの記憶を取り戻させ、反攻に出る。また、佐藤公安警部補も加わり、形勢逆転。ちゃんによって逮捕された。

その後収監され、映画「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター博士のような姿で刑務所に入っていたが、海王星団から釈放要求が届き、この要求に応じることになり、ちゃん、高村さんと共に取り引き場所に向かう。が、それは海王星団が組織の機密保持のために荒畑を抹殺するのが目的だった。ちゃんたちの活躍で生き延びて再び刑務所へ。しかし、海王星団の新たな首領・早島琴が催眠術で高村さんを操り、再び抹殺しようと動いた。これも、ちゃんと高村さんの絆の深さによって阻止された。で、刑務所に収監され続けている。

ケータイ刑事」:鳥白弁蔵(とりしら・べんぞう)。「・2nd.12話」に登場したキャラクターである。警視庁の監察官であり、五代さんとは同期である。監察官らしく、ちゃんには報告書のことや、ご飯粒を残したらダメ、というように小言を言うように注意をしていた人物でもある。五代さんは「警察内部の粗を見つけ出しては出世している嫌な野郎」と言っていたが、監察官という立場でありながら、実は犯罪に関わっていたという職務上の裏切り者である。

おじいちゃま(銭形警視総監)からの指示で、警視庁内で極秘捜査をしているちゃん。(麻薬の横流しをしている刑事がいるという情報があって、それを調べていた。)腰の低いことで有名な総務課長・黒木を呼び出して尋問しているが、そこに鳥白が絡み、黒木の死体が発見されたとして、ちゃんを殺人容疑で逮捕する。(勿論、冤罪である。)が、五代さんの活躍とちゃんの推理が鳥白の嘘を突き崩し、逮捕された。鳥白は黒木の共犯者であり、口封じのために黒木を殺し、を零ちゃんに着せようとしたのだった。

今回取り上げた4人は、いずれもが「裏切り者」ということで、裏切り者に相応しい悲惨な結末を迎えている。ただ、全員が自分の意思で属していた組織を裏切り、自分の野望を叶えようとしたということを考えたら、本人にしたら、途中で夢破れたということ゛、悔しい思いをしているでしょうね。(「ケータイ刑事」の2人は死んでいないという大きな相違点がありますが...)で、「007」の2人は、倒された時、「地獄に堕ちろ!」とでも言わんばかりの表情をさせたし、「ケータイ刑事」の2人も銭形を冤罪で窮地に追い込み、逮捕された時に手こずらせた、という表情をさせたというように、一筋縄ではいかないキャラクターだったという所が共通している。(→一筋縄でいくようでは、二重スパイ、三重スパイのようになる裏切り行為も、もっと簡単に露呈してしまい、ある程度成功するようにはならないでしょうが...)

次回も今回と同様に、「ゲストキャラにおける類似点」というテーマで続きます。誰が登場するのか、お楽しみに。

 

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