SSブログ

「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その56) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「忍者」です。「007」も「ケータイ刑事」も、それぞれしっかりと主人公のキャラクターが確立しているだけに、「忍者」というと、ちょっと場違いな感じを受けるが、両作とも「忍者」がしっかりと登場すると言う所が面白い所である。で、「007」からは「007は二度死ぬ」の日本の特殊部隊である忍者部隊に、「ケータイ刑事」からは「・1st.8話」に登場した羽足カンゾウに登場して貰う。また、「ケータイ刑事THE MOVIE2」でも、コンビの忍者装束姿と石川一族の忍者が登場するので、これも一応述べることにする。

007」:忍者部隊。日本が舞台となったシリーズ第5作「007は二度死ぬ」に登場するその他大勢というキャラクターである。日本の秘密情報機関のボスであるタイガー田中が特殊部隊として編成している部隊であるが、それが忍者なのである。そして、その訓練場になっているのが姫路城である。普段はそこで訓練に励んでいる。

タイガー田中に連れられたボンドが姫路城で訓練に励んでいる忍者部隊の様子を見ている。その時、部隊は姫路城の城壁に畳を掛けて手裏剣を投げる練習をしていたり、柔道、空手などの武術の練習などをしていた。→'60's作品とはいうものの、高度成長期を迎えている日本に忍者が堂々といるという荒唐無稽なところは本作のツッコミ所である。

クライマックスの敵基地である火山火口の秘密基地に襲撃する時、忍者部隊は、ボンドとボス・タイガー田中、(ボンドガールの)キッシー鈴木と共に奇襲作戦を行った。(当然、数の上では忍者部隊が一番多いが、雑魚兵扱いであっけなく殺られる者、それなりに敵を倒す活躍をする者、というように兵力として活躍している。)

ケータイ刑事」:羽足カンゾウ(はたり・かんぞう)。「・1st.8話」に登場したキャラクターである。この名前は「忍者ハットリくん」をもじっているのは言うまでも無い。宇宙忍者化計画を進めることを夢見ている男であった。忍者の血を引いているということで、忍術が使えるが、逃亡する際、「忍法木の葉隠れの術」や「忍法モモンガの術」を駆使して追っ手(=ちゃん)の追跡から逃れている。

彼は、アジア忍者化計画のタイ支部のメンバーから外されたことを恨みに思い、アジア忍者化計画を進めているザ・忍塾の塾長・忍福郎(しのび・ふくろう)を殺害した。(ザ・忍塾には高村さんが通っていた。)結局、タイ米による五色米をもっていたことが決め手となり、ちゃんにトリックを見破られ、あえなく御用となった。

尚、この物語ではちゃんも「忍法木の葉隠れの術」を披露している。(しかも、赤い忍者装束が可愛い~。)しかし、忍術がトリックであるということの説明までしてくれて、マジックのような雰囲気のする「忍法木の葉隠れの術」でした。

ケータイ刑事」:石川一族の忍者。劇場版第2作である「ケータイ刑事THE MOVIE 2 石川五右衛門一族の陰謀 ~決闘、ゴルゴダの森」(以下、「M2」と記す。)に登場したキャラクターである。当然、石川一族の為に働く下っ端である。が、何故か3人だけしかいない。

下っ端の雑用係であるため、雑用から見張、戦闘まで何でもこなしていた。が、悲しいかな、やはり扱いは雑魚である。ということで、特に名前もついていない。石川一族の野望(銭形一族に復讐する)のために(彼らとしたら精一杯)働いていたが、特にそれも虚しいものとなり、当主である28代目・石川五右衛門小百合とその部下・佐々木、池田山と共に、雷ちゃん&零ちゃんによって逮捕された。

ポジションは「雑魚兵」であるが、物語の構成上は必要不可欠な存在であるのは言うまでも無い。ただ、どうして3人しかいなかったのでしょうか???

類似点、共通点は、一応「ケータイ刑事」のTV作品/映画作品それぞれについて別扱いとして述べることにする。(「ケー刑事」の映画はTVシリーズとは別扱いとするためです。)で、まずは「007は二度死ぬ」と「・1st.8話」から。共に「忍者」という特長を活かしたアクションを見せてくれたという所、そして武器として手裏剣を使っているのが共通点である。アクションの事で言えば、別に「忍者」でなくても良いが、「手裏剣」と言えばやはり「忍者」であり、設定を上手く活かしたと言うことになる。ただ、「007」は悪に立ち向かう兵力となったが、「ケータイ刑事」では自分のエゴによる殺人者ということになり、悪の道を進んでいくことになったという違いがあります。(一方、殺されることになった忍福郎は、殺されるために登場したということでは、「007」の雑魚兵で死ぬためだけに登場した(一部)兵と同じ役割を担ったということで、ここでも共通点があることになる。)

続いて、「007は二度死ぬ」と「M2」とについて。この現代社会に忍術を使う「忍者」が、ショーやアトラクションの為にではなく存在しているという荒唐無稽な発想が共通している。しかも、どちらも(ある)組織に組み込まれた存在であり、実働部隊として組織に組み込まれている。つまり、作戦を実行する際には、メインになって行動することになる。ということで、「007」では襲撃作戦ではメインとなる兵力となり、「ケータイ刑事」では、雑用や見張から、作戦を実行する時まで、こき使われることになった。ということで、存在感は共に出しているが、悲しいかな、特に名前もなく、完全な雑魚扱いという所も同じである。相違点は、「007」では死亡者もいるし、生き残った者もいるが、「ケータイ刑事」ではたった3人だったとは言え、全員が死ぬことはなく逮捕された、という所でしょうか。

次回も、やはり「ゲストキャラにおける類似点」というテーマで語って行きます。誰が登場するのかはお楽しみに。

 

007は二度死ぬ (デジタルリマスター・バージョン)

007は二度死ぬ (デジタルリマスター・バージョン)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。