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ゴルゴ13#11 [アニメ]

今回の物語は、コンピュータの計算でも不可能と判断されたアングルから狙撃を行うゴルゴの超人的な腕を見せつけた物語でした。ただ、CIAにしても国務省にしても、自分たちの利益だけというエゴ丸出しで、それぞれの思惑でゴルゴを利用するというのは、ちょっと怖いですね。

ヨルダン国王特使の狙撃をゴルゴに依頼したCIA。が、狙撃場所は空港内という条件を付ける。一方、国務省はその情報を掴み、ゴルゴを暗殺するために天才スナイパー・カッツ・ドーベルを雇う。舞台はJ・F・ケネディ国際空港で、特使が飛行機からヘリコプターに乗り換えるために移動する1分しかチャンスはない。ということで、カッツはコンピュータを使ってゴルゴの計画を分析する。そして狙撃可能ポイントは2箇所だと割り出し、そこから逆にゴルゴを狙撃する作戦を用意した。そして特使が到着、カッツはゴルゴが現れるのをひたすら待った。が、ゴルゴはコンピュータでも狙撃不可能と判断した場所(格納庫)から現れた。その情報から応戦の準備を整えたカッツ。が、ゴルゴはカッツを仕留めると、特使を乗せて離陸したヘリコプターを僅かな隙間から狙撃した。で、ヘリは爆発炎上、依頼された仕事を終えた。

物語のタイトル通り、まさに「死角」を利用したゴルゴの計画がコンピュータの計算をも上回っていたと言うことになるが、よくよく考えたら、コンピュータに計算させるプログラムはあくまでも人間が作ったものであり、「狙撃可能/不可能」という最終判断は人間が行ったものである。(プログラム上、コンピュータが判断していても、そのプログラムは人間が作ったものである。)よって、結局は人間同士の読みあいということになる。仕事を依頼された時に、自分が狙われることまで計算していて、それをも打ち破るだけの計画を立て、実行するゴルゴ13の洞察力と計画力、実行力にはしびれる所です。が、特使の狙撃を依頼された時、胡散臭さがあると感じ取っていたというのもまた事実ですよね。やはり、バックに国があると、自分たちのエゴのためというのは、この世界の常識と言ったところですかね...

 

↓この物語の原作はこちらに収録

ゴルゴ13 (66) (SPコミックス)

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  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1988/01
  • メディア: コミック

 

↓いくつか

リーダーズチョイス BEST13 of ゴルゴ13

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  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 単行本

さいとう・たかをセレクション BEST13 of ゴルゴ13 Author’s selection

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  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2003/11/13
  • メディア: 単行本
各界著名人セレクション BEST13 of ゴルゴ13

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  • 出版社/メーカー: 小学館
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