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「THE TEXAS CHAIN SAW MASSACRE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1974年の映画「悪魔のいけにえ」である。(夏になったということで、ホラー系作品を暫く続けようかと...)この作品はトビー・フーパー監督のデビュー作であり、スプラッター作品の先駆けのような作品となった。'80'sの中盤以降にシリーズ化されて、現在までシリーズ4作と、本作のリメイク作品が製作されている。「13日の金曜日」は第1作から'80'sの作品であるが、本作は'70's前半のオカルト・ブームの時に制作されたということで、「スプラッター映画」の元祖はこちらである。

アメリカ・ウィスコンシン州で実際にいた殺人鬼・エド・ケインをモデルにした作品である。このジャンルの後の作品に多大な影響を与えた作品であり、ホラー/スプラッター映画を見るというのであれば、本作は見ておかなければならない作品である。

作品データを記しておくと、時間は84分、トビー・フーパーは製作、監督、脚本、音楽を担当している。尚、製作はジェイ・パースレーと、脚本はキム・ヘンケルと、音楽はウェイン・ベルとの共同である。また、撮影はダニエル・パールである。そして出演は、マリリン・バーンズ、ガンナー・ハンセン、エド・ニール、アレン・ダンジガー、ポール・A・パーテイン、ウィリアム・ヴェイル、テリー・マクミン、ジム・シードウ、ジョン・デュガン、たちである。また、本作はアボリアッツ・ファンタスティック映画祭で批評家賞を獲得している。

夏休みを利用してドライブ旅行に出たサリー、ジュリー、フランクリン、カーク、パムの5人。楽しい旅を続けていたが、テキサスのある小さな町で、一軒の家を尋ねたところから惨劇の物語が始まった。扉を叩くも返事が無く、扉を開けると、人間の皮の面を被り、血に染まった白い殺人エプロンを着た大男が襲ってきた。一行は次々と殺されていく。一人生き残ったサリーは何とか脱出して道路沿いのガソリンスタンドに逃げ込んだが、そこの主人も仲間であって、サリーは麻袋に入れられて、あの家に連れ戻される。そして狂気の殺戮が...

本作は低予算作品ということ、そして'70's作品ということで、SFXやCGを多用した最近の作品のような映像はない。が、手作りの良さが感じられ、逆に怖さがある。また、単に凶器を振り回して襲ってくるだけでなく、人間の狂気の心が根底にあるため、一段と恐怖を感じることが出来る。

T.フーパー監督の演出も、出来る範囲のことをしっかりと行っていて、恐怖をしっかりと描いている。ということで、お金を掛けた大作映画でなくても、やることをしっかりと行っていれば恐怖は伝わってくる、ということを教えてくれている。(一時期のジャパニーズ・ホラー作品の中には、お金を掛けたものの、結局は凡作、駄作となったつまらない作品が幾つもありましたし...)

後のホラー映画に与えた影響も大きく、'80'sのホラー/スプラッター映画のブームは本作を抜きにしては語れない。

今年の夏も暑くなりそうなので、こういう作品をたっぷりと味わうというのもよろしいかと。

 

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