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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その58) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「船長」です。尚、船長と言っても、船(SHIP)以外にもいくつか考えられる(「007」では宇宙船(ロケット)やスペースシャトルなど、「船長」が存在する乗物が出てきています。尚、潜水艦やステルス艦は「艦長」となるので、ここでは扱わないこととする。)が、ここではあくまでも「船(SHIP)」の船長(CAPTAIN)ということにする。

登場してもらうのは、「007」からは「サンダーボール作戦」のディスコ・ヴォランテ号の船長と、「ユア・アイズ・オンリー」のセント・ジョージ号の船長の2人、「ケータイ刑事」からは「・3rd.10~12話」(=冬舞台)のキングアンドリウⅡ世号の港圭一船長です。また、これら以外にも「船長」という肩書きを持つ人物はいるが、船が比較的小さいということから、今回はご辞退していただきました。

007」:ディスコ・ヴォランテ号の船長。シリーズ第4作の「サンダーボール作戦」に登場したディスコ・ヴォランテ号は、スペクターのNO.2であるエミリオ・ラルゴの持ち船である。船籍はパナマであり、バミューダ諸島に係留されている大型クルーザー船(100トンを超える船である)である。が、金持のクルーザー船というのは表向きで、実は要塞の様になっている船である。船底には、潜水艦を発進させる秘密のドアがあって、表向きには何もしていなくても、こっそりと潜水艦を発進させて、海底に沈んだ原爆搭載戦闘機から原爆を回収している。

また、緊急時には、船の前部の水中翼船部分と、後部のキャビン部分を分離することができる。実際、最終決戦で、ラルゴは前部の水中翼船部分に乗って逃走を試みた。(が、ボンドとの最終決戦に敗れ、ドミノ(ボンドガール)によってトドメを刺された。)

船長は、船が大型クルーズ船ということで、一応存在しているものの、ラルゴの部下の一人にすぎない。(特に役名もなく、完全に端役の一人である。)ラルゴの命令通りに乗組員たち(あくまでも船のクルーの方であって、ラルゴの作戦を遂行する部下や殺し屋たちにではない)を指揮して船を操っていた。これから、プロの海の男であるということが分かる。

最期は、逃亡を図るラルゴの命令で、前部水中翼船部分を切り離し、船を操縦して一緒に脱出を試みたが、ボンドによって気絶させられ、そのまま岩礁に激突して爆発炎上した船と共に散った。

007」:セント・ジョージ号の船長。シリーズ第12作の「ユア・アイズ・オンリー」に登場したセント・ジョージ号は、電子監視船であって、様々な情報を収集するイギリス海軍の船である。漁船に偽装されているので、軍の船ということは分からない。船長は当然のことながら、イギリス海軍の軍人である。(が、やはり、特に役名は与えられていない。)

アルバニア沖の海域で作業中、網に機雷がかかり、それが爆発して沈没。船に何かあった場合は、重要な装備であるATACシステムを破壊する事になっていたが、船長はそれをする暇もなく、沈んでしまった。そして、ATACを巡っての争奪戦が起こることになる。

船長は、船が沈没する時、ATACを破壊させることが出来なかったのは、あまりにもあっという間に沈んでしまったためであり、決められた手順を忘れていた訳ではない。手順に従って破壊させようとしたが、あっという間に水が押し寄せてきて、爆破ボタンを押す時間がなかったのである。よって、自分の役割を忠実に、最期まで果たそうとしていた。(これは、名前も与えられていないが、船長の名誉のためにも記しておく。)で、船と共にアドリア海に沈んでいった。

ケータイ刑事」:キングアンドリウⅡ世号の船長(港圭一)。「・3rd.10~12話」の「冬舞台」の物語に登場した豪華客船・キングアンドリウⅡ世号は、東京グローブ座港を出港してシンガポールに向かった豪華客船である。船内の劇場で、各界のキングを招待してイベントが行われる。(が、胡散臭いキングも中にいました。)で、連続殺人が起こる。が、それは船長と超能力クイーンの仕組んだ15年前の復讐劇だった...

結局、海ちゃんにトリックを見破られると観念し、事件について全てを告白し、娘(=超能力クイーン)の仕組んだ一連の事件は全て自分が殺ったと言って罪を被り、毒を飲んで死亡した。

類似点は、いずれもが「船長」という肩書きを持っている男らしく、その肩書きに恥じないように行動し、最期まで決められたことを遂行しようとしていた所である。が、いずれもが何らかの障害が起こり、それを果たすことが出来ずに死亡した。(ディスコ・ヴォランテ号の船長はボンドによって気絶させられ、セント・ジョージ号の船長は余りにも早く沈没していったために海水に阻まれ、キングアンドリウⅡ世号の船長は海ちゃんに事件を解かれたことが障害ということになる。)→「ケータイ刑事」では犯人の一人が死亡するというのは珍しいことでした。

違いは、「007」の2人の船長は、形は違うものの、船長として船と共に運命を共にする死に方であったが、「ケータイ刑事」の船長は船と共にではなく、キングアンドリウⅡ世号は沈没も、爆発もしておらず、無事だと言うことである。この辺りは、「007」の2つの船は、一般人を客として乗せる船ではなく、キングアンドリウⅡ世号は一般人を乗せる客船ということからきてているのでしょうね。(キングアンドリウⅡ世号が沈没、ということになったら、これはこれで多数の犠牲者が出る海難事故ということになり、主人公の銭形(ちゃん)もあわやということになってしまう...←主人公であるため、犠牲になるということは無いでしょうけど...)

次回も、「ゲストキャラにおける類似点」というテーマで続けます。誰が登場するのかはお楽しみに。

 

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