ゴルゴ13#13 [アニメ]
今回の物語は、パパラッチ・カメラマンが最後の大仕事として、ゴルゴが狙撃する瞬間の写真を撮影しようとする物語。ゴルゴに挑むということだが、ゴルゴはそのを全く知らずに仕事をしようとして、カメラマンの方が勝手に勝負と決め込んでいる所がポイントでした。
世界中の有名人のスキャンダル写真を撮り尽くしていたカメラマンのビクター・ランス。(こういう輩は何処にでもいるものだが、それにしても凄いことをやって撮影するものですね。まあ、こういう輩が存在するのは、一般人がそういうものに興味を示すからに他ならないのですけど...)が、もはやその気を失い、引退を決意する。が、出版社の編集長からゴルゴ13の狙撃の瞬間の写真の話をされ、その瞬間を撮影することを最後の花道にと思い、ゴルゴの狙撃の瞬間を狙い始める。で、掴んだ情報からゴルゴの狙撃方法を考えて、用意を調えて、その瞬間を待つ。が、ランスの予想を超えた方法で狙撃をしたゴルゴの方が上手で、まずは撮影に失敗する。が、ランスは諦めず、次のゴルゴの仕事を狙うことにする。で、ロンドンということを知り、ロンドンに飛ぶ。狙撃ポイントを考えたランスは、更に確実にするために、ゴルゴの狙撃ポイントが一ヶ所になるように仕掛ける。そしてランスの思惑通り、ゴルゴの狙撃ポイントはランスが考えた通りとなる。で、その瞬間を撮影できると思った瞬間、太陽の光がカメラのレンズに反射して、ゴルゴがそれに気づいた。で、まずはカメラのレンズを撃ち抜き、続いてターゲットを狙撃したゴルゴ。ランスは狙撃の瞬間でも周囲に気を払うゴルゴの腕の前では完敗だった...
ゴルゴの行動を完全に読み切って、その瞬間を撮影できるところまで持っていったランスは、超一流のパパラッチという所を発揮したが、悪名高いパパラッチは、やっぱり神様が見ているのですね。太陽が照らなければ、おそらくゴルゴの狙撃の瞬間の写真の撮影は成功しただろうが、そうならないのは、世の中甘くないということでもある。やはりパパラッチは悪名高いものであると語ってます。
でも、ゴルゴがホテルから狙撃するのを防ぐために、ホテルに爆弾を仕掛けたという電話を入れたランス。いずれこの一件で警察に逮捕されることでしょう...
それにしても、太陽の光が反射して、しかもそれがゴルゴのいる所に向かって光るというのも、あまりにも出来すぎている。両者の位置関係だけでなく、時間も関係し、1時間早くても遅くても反射光の向かって行く方向は変わるだけに、これはパパラッチに対する戒めということをしっかりとアピールしていました。
ところで、最近のアニメは1クールで主題歌が変わるのが通例になっているが、今回から2クール目に突入ということで、ED主題歌が変わりました。(こんなにコロコロ変わると、「あっ、そう」ということになって全く残らないんですけど...)OP主題歌もそうだが、全く「ゴルゴ13」のイメージに合っていないのだが、新ED主題歌もそうですね。物語のエンディングの独特の雰囲気をあっという間に壊しているだけであって、実に酷い。ということで、はっきり言って要らないです。(どうせ、その部分は見ないで早送りですけど...)→酷いから、その曲が何かは記しません。
↓この物語はこちらに収録されています。
↓こういうものを...
ジャーナリズムとしてのパパラッチ イタリア人の正義感 (光文社新書)
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- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/10/14
- メディア: 新書
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