CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL『CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1968年に発表された彼らの1st.アルバムである。以前から別のバンド名で活動していたが、鳴かず飛ばずの状況であったが、バンド名を改めて発表したアルバムであって、ヒッピー文化が盛り上がる中、注目を集めて、一気に時代の寵児となった。本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位52位を記録して、一気にサザン・ロックの存在を知らしめることになった。
収録曲は以下の全8曲である。『I Put A Spell On You』『Working Man』『Suzie Q』『Ninety-Nine And A Half (Won't Do)』『Get Down Woman』『Porterville』『Gloomy』『Walking On The Water』。
この中からシングル・カットされたのは2曲であり、『I Put a Spell On You』がBillboardのシングル・チャートで最高位58位を記録するヒットとなり、注目を集め、続いて『Suzie Q』が最高位11位を記録する大ヒットとなった。(この曲は1968年のBillboard年間シングル・チャートでも97位にランクインしている。)
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、何と言っても彼らの名前を一躍知らしめた『I Put A Spell On You』である。そして大ヒットを記録した『Suzie Q』である。この2曲は、彼らを語る上では欠かすことが出来ない曲であり、しかもシングル・バージョンではなくて本アルバム収録の『Suzie Q』は8フンを超える大作であり、たっぷりと聴かせてくれる。(DALE HAWKINSの代表曲のカヴァーでもあり、聴き比べるのもまた楽しみでもある。)そしてもう1曲、『Walking On The Water』もピックアップしておく。
彼らの全盛期は、本アルバムよりも次のアルバム以降のごく短い期間(1969年に3枚、1970年に2枚のアルバムを発表している。)であり、1972年に発表した6th.アルバムで解散してしまうことになるが、'60'sの終盤と'70'sの頭という時期の文化を築き上げた彼らのサウンドは、現在でも色褪せるものではない。
本アルバムの不満点と言うと、時間が33分を越えた所ということで、(最近のアルバムと比べて)時間的に短い(所謂「不景気レコード」)という所であるが、これはサウンド・クオリティとは別次元のものであり、本アルバムの内容についての評価を下げるものではない。→'60'sのアルバムとしたら、「(時間が)長い」とはいうことは出来ないが、特に「短い」というものでもないですけど...
サザン・ロックを聴くのであれば、CCRを忘れてはならず、CCRを聴くのであれば、絶対に外すことが出来ないアルバムである。
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