「嗚呼!!花の応援団」(その1) [映画(邦画)]
懐かしの邦画ヒーローシリーズの第26弾として取り上げるのは、どおくまん原作の漫画の映画化作品である「嗚呼!!花の応援団」シリーズです。(「ヒーロー」とは言い難い所がありますけど...)当時、漫画の方が異常なブームとなったことで、日活が急遽映画化して、更にシリーズとして全3作が製作されたヒットシリーズである。(当時、漫画の映画化ということがちょっとしたブームとなっていました。いずれもが「'70's」という魔法によって、原作漫画とは違った独特の雰囲気を持つ作品となって、「怪作」になった作品が多かったですね。本シリーズも「怪作」の一つである。)内容としては、ナンセンス・コメディである。(時には、本作のように、何も考えずに笑った楽しむことの出来る作品というのも良いものである。)
主役には、原作漫画の持っている「ヘタウマ」という所を貫くために、素人を起用して、その雰囲気を映画に出すという工夫がされた。このため、主役の演技についてはとやかく言うことはしないが、本作独特の世界を描ききることに繋がっている。(シリアスなストーリーならば素人が主役というのは耐えられないが、本作のようなコメディであれば、逆にそれがハマることがあるものです。)
本シリーズは日活の製作で、全3作が1976年と1977年に製作されている。また、1996年には再び製作されているが、これは番外扱いであって、シリーズ作品としては認められていない。(ここにも、「かつてのヒットシリーズの再映画化」という'90'sらしい安直な発想がある...)
今回は、その初回ということで、シリーズ作品のおさらいです。製作された3本は以下の通りである。シリーズ第1作「嗚呼!!花の応援団」(1976年)、シリーズ第2作「嗚呼!!花の応援団 役者やのォー」(1976年)、シリーズ第3作「嗚呼!!花の応援団 男涙の親衛隊」(1977年)。また、1996年の再映画化作品のタイトルは「嗚呼!!花の応援団」である。(これは日活ではなく、日本映画では今や当たり前の「製作委員会」の製作である。)
全体の作品数が少ないが、次回から製作順に従って、それぞれの作品について記していくことにします。
↓DVDではなくてビデオです。
上 嗚呼花の応援団 マンガCD-ROM倶楽部 7[CD-ROM]
- 作者: どおくまん
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 1996/06
- メディア: CD-ROM
下 嗚呼花の応援団 マンガCD-ROM倶楽部 8[CD-ROM]
- 作者: どおくまん
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 1996/06
- メディア: CD-ROM
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