DIANA ROSS『TOUCH ME IN THE MORNING』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1973年に発表された彼女の6枚目のソロ・アルバムである。彼女が1st.ソロ・アルバムを発表したのは1970年であり、当時は年に2、3枚のアルバムを発表していたので、3年ちょっとで6枚目というハイペースになりました。本アルバムは、彼女のソロになって2曲目となる全米No.1ソングが生まれたこともあって、前作「LADY SINGS THE BLUES」(これは彼女の初の全米No.1となったソロ・アルバムである)からの勢いに乗って、大ヒットとなったアルバムである。Billboardのアルバム・チャートで最高位5位を記録し、1973年の年間アルバム・チャートでも97位にランクインしている。
収録曲は以下の全9曲である。『Touch Me In The Morning』『All Of My Life』『We Need You』『Leave A Little Room』『I Won't Last A Day Without You』『Little Girl Blue』『My Baby (My Baby My Own)』『Imagine』『Brown Baby/ Save The Children [Medley]』。
この中からシングル・カットされたのは、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Touch Me In The Morning』である。アメリカではBillboardで1週だけだったとはいうものの、1位を獲得して、1973年の年間シングル・チャートでは10位にランクインしている。また、イギリスでは最高位9位を記録している。また、『All Of My Life』はイギリスでのみシングル・カットされて、最高位9位を記録している。
本アルバムからのお薦め曲は、アルバム・タイトル・ナンバーであり全米No.1ヒットとなった『Touch Me In The Morning』は外せない。(彼女の代表的な曲の一つでもありますし...)それ以外では、『All Of My Life』『Leave A Little Room』『Brown Baby/ Save The Children [Medley]』というところをピックアップしておく。また、『Imagine』はJOHN LENNONのあの有名な曲であるが、彼女が歌うと随分とまた雰囲気が変わるものであり、これも良いのだが、好みの違いによっては拒否反応をする方もいるでしょうね...
サウンドの方は、所謂「モータウン・サウンド」そのものであり、すんなりと受け入れられるものである。(特に拒否反応することは無いでしょう。)ということで、特にマイナス点となる所がない無難にまとめられたアルバムである。が、これぞという突出した所も無いのも正直な所である。本アルバムからは全米No.1シングルも生まれているので、一度は聴いておきたいアルバムである。
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