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「昭和残侠伝」(その5) [映画(邦画)]

今回は、1969年に製作されたシリーズ第5作と代6作の2本についてです。

シリーズ第5作昭和残侠伝 唐獅子仁義」(1969年)
作品データを記しておくと、1969年の東映東京の作品で、時間は89分である。監督はマキノ雅弘、脚本は山本英明と松本功の2人、撮影は坪井誠、美術は藤田博、音楽は菊池俊輔である。そして出演は、高倉健、藤純子、池部良、待田京介、小林千枝、志村喬、夏珠美、宮土尚治、山本麟一、御木本伸介、山田甲一、山田彰、河津清三郎、高野真二、植田灯孝、久地明、清見晃一、団巌、小林稔侍、左卜全、藤山浩二、曽根晴美、南風夕子、たちである。

時は昭和初期。蔵前一家の代貸・花田秀次郎は、殺された親分の仇として雷門一家の親分を斬った。雷門一家の客分・風間重吉は渡世の義理から秀次郎と対決するが、左腕を切り落とされてしまう。それから5年、刑務所に入っていた秀次郎が出所する。彼は一家の生存者たちが世話になっている名古屋の石田一家の所に向かうが、雷門一家から狙われ、木曽で負傷してしまう。やがて彼は小諸の林田一家の代貸・竜平に匿われるが、雷門一家の同族・樺島一家にこのことが知られると、竜平は殺されてしまう。また、樺島一家は国有林の入札を巡って、老舗・浅野屋をバックアップする林田一家を目の仇にしていて、度々林田一家の妨害をしていた。秀次郎はことあるごとに林田一家のピン田を助けていた。また、風間重吉は樺島一家の客分となっていて、秀次郎に何度も挑戦してくる。そんなこともあった中で、浅野屋の製材所が爆破され、林田も狙撃される。秀次郎にまたも風間が挑んでくるが、そこに樺島の罠と言うことが知らされると、秀次郎と風間は樺島一家に殴り込んだ...

パターンにハマった展開で安心して見ていられる作品でした。クライマックスの殴り込みに向かう所は見所たっぷりでした。

シリーズ第6作昭和残侠伝 人斬り唐獅子」(1969年)
作品データを記しておくと、1969年の東映東京の作品で、時間は105分である。監督は山下耕作、脚本は神波史男と長田紀生の2人、撮影は林七郎、美術は藤田博、音楽は菊池俊輔である。そして出演は、高倉健、池部良、片岡千恵蔵、小山明子、大木実、長谷川明男、葉山良二、須賀不二男、沼田曜一、寺島達夫、内田朝雄、藤山浩二、夏珠美、丹羽又三郎、砂塚秀夫、久地明、長谷川弘、諸角啓二郎、小林稔侍、須賀良、高月忠、河合絃司、植田灯孝、片山滉、滝島孝二、志摩栄、佐藤晟也、花田達、日尾孝司、中島信義、たちである。

昭和初期、花田秀次郎は7年ぶりに出所すると、浅草に帰って来ると、義兄弟の風間重吉が代貸をしている東雲一家に草鞋を脱いだ。浅草は皆川一家と東雲一家が対立していた。秀次郎は、彼がかつて愛し合った芸者・雅代が皆川の後妻になったと風間から聞く。皆川一家は下げ潮で、皆川の息子・誠吾は下河原に斬りかかったが、風間が止め、リンチに遭い、秀次郎が間に入る。で、渡世の義理から皆川を斬った秀次郎は、後のことを上野剣一家の剣持に託し、姿を消す。1年後、戻って来た秀次郎だったが、下河原と剣持の対立は深まっていて、更に皆川一家の遊郭が爆破され、東雲一家が実権を握り、上野剣一家も襲われて壊滅した。で、秀次郎が東雲一家に向かい、風間も合流して殴り込みを掛けた...

物語の展開はこれまでと同じであるが、舞台となっている地から秀次郎が一旦去って戻って来るなど、今までとは少し違う展開が良い所である。

いずれにしても、今回の2作は、共にクライマックスの秀次郎と風間が殴り込みを掛ける所はカッコイイ台詞のオンパレードとなっていて、しびれます。物語の展開がパターンにハマったものであるが、そういう所があるので、見入ってしまう作品である。

 

昭和残侠伝 唐獅子仁義

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昭和残侠伝 人斬り唐獅子

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昭和残侠伝 唐獅子仁義

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昭和残侠伝 人斬り唐獅子

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