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ケータイ刑事銭形海23話(2nd.10話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今週は、MBSの「銭形海」の放送がお休みだった(これによって、BS-iの再放送とMBSの放送が1週ずれることになりました。)ので、MBSの放送に合わせて記している「改訂版」の方はお休みです。で、そのピンチヒッターということで、その物語の「裏ネタ編」をもう1回記すことにします。(「」以外の「裏ネタ編」で、1つの物語で複数回記すのは今回が初めてとなります。→ネタが満載の物語については、こういうことにすれば回数が稼げる...)


で、劇中でちゃんたちが勝負を行った3つである「パントマイム」「二人羽織」「リンボーダンス」について、そしてシャーク兄弟に踊らされることになった「阿波踊り」について記すことにする。尚、BS-iの本放送の時に記した長文&ネタバレあり版は「ここをクリック」してご覧下さい。(放送直後に記した感想版もここを経由してください。)

パントマイム」:「黙劇」「無言劇」「マイム」と言われることもある演劇の形態の一つである。言葉(台詞)を使わずに、身振りと表情で表現を行う芸能である。大道芸として多くが見られる。

歴史は古く、古代ギリシャ時代に遡り、ミモス劇と呼ばれる座興芝居が起源である。(物まね風に扱った芸である。)これがローマ時代に発展する。更に、16世紀のイタリアのコメディア・デラルテ(仮面を使った即興演劇)に取り入れられ、一つの芸能ジャンルとして確立し、欧州各地に広がる。18世紀になるとコメディア・デラルテは衰退していくが、フランスの道化芝居で、ドビュローたちがピエロを演じたことで、全盛期を迎える。(現在、パントマイムでは白塗りで、笑いを誘うものになっているのは、この時期のピエロの道化芝居がベースになっている。)

20世紀になると、チャップリンが映画でこの動きを用い、サイレント映画時代に再び流行する。また、そのチャップリンを見たマルセル・マルソーが受け継ぎ、今日のパントマイムの浸透に大きく貢献した。

尚、バレエ用語に「マイム」という言葉があるが、やはり「黙劇」のことを指している。ストーリー性のあるバレエの中で、身振りによって物語の筋を語る手法で、19世紀以前に多く見られる。これも19世紀のフランスの道化芝居に影響したものである。

二人羽織」:二人で1枚の羽織をはおり、一人の人間のように見せて行う芸である。前の人は顔だけ出していて、背後の人が両手を袖に通して、前の人に手探りで食べ物をたべさせたり、飲み物を飲ませたりする芸が有名である。

また、劇中で行われたような、食べ物の早食い競争を行うというのは、二人羽織においては定番中の定番の芸である。

リンボーダンス」:西インド諸島の島国・トリニダード・トバゴが発祥のダンスである。リズミカルなカリブの音楽に乗って、左右に低く渡した棒の下を、上体を後ろに反らして、棒を落とさないようにその下をくぐり抜けるというものである。棒に触れたり、後ろにのけぞって倒れたらアウトとなる。多人数が順番に棒の下をくぐっていき、成功した者だけが、棒の高さがより地面に近づけられた次の試技に挑み、脱落者を出しながら、最後の一人が決まるまで続けられる。

現在では、世界各地のリゾート地の余興の一つとして、誰でも参加することができるリンボーダンス大会が行われることで、世界的に有名になった。(気軽に参加できるイベントの一つとして定着しているが、張り切りすぎて無理をすると、五代さんの様に腰を痛めてしまうので、そのあたりは注意しましょう!)

阿波踊り」:徳島県で行われる代表的な盆踊りであり、約400年の歴史がある。その中でも、徳島市で行われるものが最も有名である。以前は旧盆に行われていたが、現在は毎年8/12~8/15にかけて行われる。四国三大祭り(阿波踊り、よさこい祭り、新居浜太鼓祭り、の3つである。)、日本三大盆踊り(西馬音内盆踊り、郡上おどり、阿波踊り、の3つである。)の1つとして知られる祭である。また「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々」というフレーズは余りにも有名である。

踊の振りは自由(基本形はありますが...)であり、テンポの速い囃子に乗せて踊りながら、前方に進んで行く。(輪になって、その場を回り巡らない。)

 

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