平松愛理『平松愛理 THE SINGLE BEST』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは2005年にリリースされた彼女のデビュー・シングルからのシングル曲を集めたベスト盤である。(全てのシングルを収録してはいない。)また、収録曲は発表順に並べられていないのが残念な所である。が、曲の方は全16曲で、CDの収録時間の上限に近い時間になっていて、1枚もののアルバムとしたら充実した内容となっている。
収録曲は以下の全16曲である。『マイ セレナーデ』『もう笑うしかない』『素敵なルネッサンス』『一夜一代に夢見頃』『部屋とYシャツと私』『戻れない道』『虹がきらい』『あなたのいない休日』『Single is Best!?』『駅のない遮断機』『この街のどこかで』『太陽のストライキ』『おしえて神様』『月のランプ』『青春のアルバム』『思い出の坂道』。
彼女がブレークしたのは『部屋とYシャツと私』であるが、それを頭に持って来ないというように、曲順構成には疑問があるものの、16曲のシングル・ナンバーが集められているのは嬉しい所である。(アルバム・タイトルに語弊もないですし...)
本アルバムのリリース時点では、デビューして16年というキャリアになっている彼女であるだけに、ベスト盤ということではもっと他の曲もという思いはあるが、本アルバムはタイトルにあるように、シングル曲を集めたものなので、これはこれで悪くはない。ただ、出来ることであれば、シングルの発表順に収録して貰いたかった所である。(この点が本アルバムのマイナス点である。特に他に大きなマイナス点が無いだけに、余計にこのマイナス点が目立ってしまうのがちょっと残念。)
中心になっているのは'90'sに発表された曲ということで、J-POPが隆盛を極めた時代に名前を残す曲をたっぷりと聴くことができるということで、手元に置いておきたいアルバムである。(が、重ね重ね記すが、発表順に収録して貰いたかったところである...→これによって「資料」という価値に雲泥の差が生じることになりますから...)
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