ケータイ刑事銭形海30話(3rd.4話)[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
今回の裏ネタ編は、4rd.4話(通算では第30話ということで、遂にこの大台に乗りました。)「松山刑事、最大の危機! ~会社社長誘拐殺人事件」についてです。今回は、冒頭で松山さんが口ずさんでいた「ズンドコ節」について、劇中では失敗していた「逆探知」について、そして多聞ヶ浜がある「三浦海岸」についてです。(劇中に地図が出てきたので、「多聞ヶ浜」は「三浦海岸」にあると特定できました。)
尚、BS-iの本放送の時に記した長文&ネタバレあり版は「ここをクリック」してご覧下さい。(放送直後に記した感想版もここを経由してください。)
「ズンドコ節」:歌謡曲の一つで、その歴史は戦前にまで遡る。戦後は多くの歌手がカヴァーしていることもあって、広く知られている曲の一つである。戦前には『海軍小唄』と呼ばれていた。尚、作者(作詞、作曲)は不詳である。
戦後になると、まずは田端義夫が1947年にレコーディングを行い、ヒットした。続いて、1951年に安城美智子と鈴村一郎が『東京ズンドコ節』としてリリース、1952年には変形である『ズンドコ桜』を田端義夫と安城美智子が歌い、リリースになる。1960年には、映画「流れ者」シリーズの第2作「海を渡る波止場の風」の主題歌として小林旭が歌う『アキラのズンドコ節』がヒットした。
1969年にはザ・ドリフターズが『ドリフのズンドコ節』としてリリースして大ヒットを記録、オリコンで最高位2位を記録するという大ヒットになった。
また、1986年のドラマ「ザ・ハングマンⅤ」では零心会の歌った『零心会のズンドコ節』がED主題歌として使われている。そして2002年には氷川きよしが『きよしのズンドコ節』として歌い、ヒットを記録している。
これ以外でも、何人もの歌手が歌っており、独自のアレンジがされたものまで含めると、かなりの数に達する。それらを聴き比べるのもまた面白い所です。
「逆探知」:通話中の電話の発信者の場所を突き止めることであり、刑事ドラマではお馴染みである。尚、電話に限らず、電波を使った通信(例えばアマチュア無線など)においても、発信者の場所を突き止めることも「逆探知」と言う。
特に、身代金誘拐事件が起きた場合、犯人が要求を電話で語ることが多いことから、誘拐事件ではお馴染みの捜査方法の一つである。が、当然のことながら、それ以外の事件捜査においても用いられる。
また、110番に電話した場合は、何かあって途中で切れた場合などを想定して、例え携帯電話で番号非通知でかけても逆探知される。これは途中で切れた場合、折り返し警察の方から電話を掛けられるようにするのと、何かあった場合、発信者の場所を知ることで素早く対応できるようになるためである。
尚、刑事ドラマにおいて、誘拐事件で犯人からの電話が掛かってきた場合、たいていは時間が短くて、逆探知失敗、というのがお約束になっているが、これは昔のアナログ交換機を使っていた時代の話である。現在使われているデジタル交換機だと、逆探知は即座に完了する。(「犯人だったら話を引き延ばして下さい」という台詞も不要です。→身代金目的の誘拐事件はまず確実に逮捕されます。)
「三浦海岸」:神奈川県南東部にある三浦半島の南東部にある海岸である。浦賀水道に面している金田湾を囲んでいて、横須賀市野比から三浦市南下浦金田までの約10kmの海岸を指している。
多聞ヶ浜は、劇中に出てきた地図によると、その三浦海岸のほぼ中間地点にあり、京急の津久井浜駅の側の津久井海水浴場と、京急の三浦海岸駅近くの三浦海岸海水浴場の中間点辺りとなっていました。(横須賀市と三浦市の境があるが、ちょうとその市境辺りのようです。)
東京から近いこともあって、三浦海岸海水浴場は夏の人出は多く、投げ釣りや海水浴、ボードセイリングのポイントとして知られている。
横浜・鎌倉・三浦半島・湘南海岸 ’96 (マップルマガジン A 8)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 昭文社
- 発売日: 1995/12
- メディア: 単行本
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