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EASY RIDER[DELUXE EDITION](SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1969年の映画「イージー・ライダー」である。アメリカン・ニューシネマの代表的な作品として、映画史に素野名を残した名作中の名作であるのは誰もが知っている通りである。また、1969年という時代と見事にマッチした内容であるが、それから歳月が流れても、全く色褪せることのない普遍的なテーマを取り上げたことも本作が優れているところでもある。また、音楽の方も有名であるのはいうまでもない。

作品データを記しておくと、時間は95分、製作はピーター・フォンダ、監督はデニス・ホッパー、脚本はピーター・フォンダ、デニス・ホッパー、テリー・サザーンの3人、撮影はラズロ・コヴァックス、音楽はザ・バーズである。そして出演は、ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー、アントニオ・メンドーサ、ジャック・ニコルソン、カレン・ブラック、ルーク・アスキュー、ロバート・ウォーカー・Jr.、ルアナ・アンダース、トニー・ベイジル、ホイト・アクストン、たちである。

マリファナの密輸で稼いだ大金でキャプテン・アメリカとビリーは大型オートバイを買って旅に出た。2人は自由の国アメリカの幻影を求めて、フロンティア精神に満ちた南部を目指してバイクを走らせる...

ヒッピー、マリファナ、人種問題、ベトナム戦争、反体制運動という、当時のアメリカの若者の間で重要なキーワードであったこれらを徹底的に描き、しかも鋭い感覚で語っていることが世界に衝撃を与えたのはご存知の通りである。

そして、STEPPENWOLFの『Born To Be Wild』は全米シングル・チャートで最高位2位まで上昇し、1968年のBillboard年間シングル・チャートでは31位にランクインする大ヒット曲となったのは、余りにも有名であり、'60's終盤のこの時代を代表する一曲である。

サントラ盤の収録曲は、オリジナル盤では全10曲である。(DELUXE EDITIONのDISC 1そのままである。)が、今回取り上げるのは2枚組の「DELUXE EDITION」であり、DISC 2の方は更に凄い顔ぶれが集まっている。尚、「DELUXE EDITION」のリリースは2004年のことである。

DISC 1の収録曲は以下の全10曲である。『The Pusher』(STEPPENWOLF)、『Born To Be Wild』(STEPPENWOLF)、『The Weight』(THE BAND)、『I Wasn't Born To Follow』(THE BYRDS)、『If You Want To Be A Bird』(HOLY MODAL ROUNDERS)、『Don't Bogart Me』(FRATERNITY OF MAN)、『If Six Was Nine』(JIMI HENDRIX EXPERIENCE)、『Kyrie Eleison Mardi Gras』(ELECTRIC PRUNED)、『It's Alright Ma (I'm Only Bleeding)』(ROGER McGUINN)、『Ballad Of Easy Rider』(ROGER McGUINN)。

続いてDISC 2の収録曲は以下の全19曲である。『Pushin' Too Hard』(THE SEEDS)、『I Had Too Much To Dream Last Night』(ELECTRIC PRUNED)、『We Ain't Got Nothin' Yet』(BLUE MAGOOS)、『San Franciscan Nights』(ERIC BURDON & THE ANIMALS)、『White Rabbit』(JEFFERSON AIRPLANE)。『I Can See For Miles』(THE WHO)、『Whiter Shade Of Pale』(PROCOL HARUM)、『Groovin'』(YOUNG RASCALS)、『High Flyin' Bird』(RICHIE HAVENS)、『The Weight』(THE BAND)、『You Ain't Goin' Nowhere』(THE BYRDS)、『The Time Has Come Today』(THE CHAMBERS BROTHERS)、『With A Little Help From My Friends』(JOE COCKER)、『Summertime Blues』(BLUE CHEER)、『Nights In White Satin (Huh?)』(MOODY BLUES)、『Mendicino』(SIR DOUGLAS QUINTET)、『Get Together』(YOUNGBLOODS)、『My Uncle』(FLYING BURRITO BROTHERS)、『Something In The Air』(THUNDERXLAP NEWMAN)。

この時代を代表するアーティストたちのサウンドが集まっているということで、特にDISC 2の方は、サントラ盤範疇を超えて、'60's終盤の代表的なヒット曲を集めたオムニバス盤といっても十分通用するだけの充実した内容である。'80'sになって、サントラ盤に豪華アーティストたちが結集することに再び注目が集まり、数々の大ヒットサントラ盤が生まれることになるが、それらに先駆けて、これだけの充実した内容になるのは凄いことである。

本サントラ盤は、通常盤でも充実しているが、たっぷりと堪能するには「DELUXE EDITION」を選ぶべきである。これと映画の方とセットにして、たっぷりと楽しみましょう!!!

 

 

Easy Rider

Easy Rider

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Hip-O
  • 発売日: 2004/03/23
  • メディア: CD
 ↑「DELUXE EDITION」 | 通常盤 ↓
Easy Rider: Music From The Soundtrack (1969 Film)

Easy Rider: Music From The Soundtrack (1969 Film)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: MCA International
  • 発売日: 2000/06/13
  • メディア: CD
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イージー★ライダー

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD
イージー★ライダー コレクターズ・エディション

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
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