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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その77) [ケータイ刑事]

今回とりあげる「ある物」は「小形監視/捜索ロボット」です。で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・1st.5話」、「007」からは「美しき獲物たち」である。尚、両作とも劇中では少し違った名称で呼ばれているが、ほぼ同じような機能を持っていることから、同じカテゴリーに属するものとして扱うことにしました。

ケータイ刑事」:「・1st.5話」。この物語は「浦島太郎一族の悲劇 ~目撃者は亀!殺人事件」という物語である。この物語には、警視庁で極秘開発された捜査ロボット「コロンボ3号」が登場する。尚、五代さんは、いきなり登場したのが「3号」ということで、「1号と2号は?」と尋ねていたが、柴田太郎さんはその質問には無視していた。尚、ちゃんは特に相手にするようなことはしていませんでした。→どう見ても、電子パーツ売り場に並んでいる組み立てキットの玩具ロボットにしか見えないのですけどね...

柴田太郎さんの説明によると、このコロンボ3号には金属探知機、赤外線スコープ、自動追尾システムが装備されていて、自動的に追跡捜査をするロボットということである。で、亀のようなゆっくりとした動きをしていました。大きさも、事件となった浦島家の番亀様とほとんど同じような大きさであり、亀の歩く速度とほぼ同じ程度のスピードで移動をしていた。ちなみに、形も亀のような形をしています。自走式であるが車輪は装備されていない。足を動かして、正に亀のような姿形で移動することができる。

本当に役に立つのかと思われるが、一応、真犯人が殺しに使ったナイフを発見し、サイレンを鳴らして知らせていたので、開発費がいくらなのかは不明であるが、それなりに役に立ちました。

007」:「美しき獲物たち」。1985年のシリーズ第14作、3代目ボンドの最終作(第7作)である。(本作でも、当然のように随分と多くの秘密兵器が登場しました。)が、本作に登場する監視ロボットというのは、ボンドが任務を遂行する上で活躍したのではなく、任務完了後に、ボンドに取ったらありがたくない形で、Mにとったら役に立つ形で活躍したものである。

その名は「スヌーパー」というラジコンの様な四輪のメカで、2つのビデオカメラを装備していることから、ペットの子犬のような感じの大きさのものである。実際ボンドも、これを手にしていたQに対して「新しいペットか?」と、ボンド流の洒落で尋ねたいた。

任務を完了したボンドは、いつものようにボンドガール(本作ではステイシー・サットン、チャーリーズ・エンジェルのエンジェルの一人でもあるタニア・ロバーツが演じていました。)とベッドインとなるのだが、その場所はステイシーの家である。Qも、任務完了後のボンドがそうなることを熟知していて、ステイシーの家にスヌーパーを忍び込ませる。ボンドとステイシーはシャワールームでシャワーを浴びているところだったが、それをスヌーパーが発見、その様子の映像を送ってくる。これによって、ボンドの行動は筒抜けとなり、Qにとったらしめしめということで役に立つことになった。

が、ボンドもボンドで、スヌーパーが自分の姿を映していることに気づくと、側にあったバスタオルをスヌーパーのカメラ部分(子犬に見立てると、顔の部分になる。)に被せるように投げ、何も映らないようにしてしまいました。(これって、壊していないので、完全にボンドのアイデア勝ちでした。)

共通点は、開発者が主人公と同じ組織にいるレギュラー・キャラということ(「コロンボ3号」はどう考えても柴田太郎さんが開発したものですし、「スヌーパー」はQが開発したものである。)、大きな任務(事件解決)ではこれという派手な活躍はしていないものの、それなりの活躍をしたこと(凶器発見/任務完了後のボンド発見)、動物のような形をしている自走式のメカであること、主人公(ちゃん/ボンド)には軽くあしらわれたこと、というように、正に全く同じと言っていいような活躍(?)をしていた。

違いは、「捜索ロボット」と「監視ロボット」というように、一応、主目的が違っているということと、そのロボットの移動方法が歩行式/車輪式という所である。また、ボディは、コロンボ3号は透明で中の電子回路やメカが外から見えたが、スヌーパーは透明ではなくベージュ色のボディであった。

と言っても、これらのロボットは、劇中では全く同じ役割を担ったと言って良い。また、登場しなくても全く問題のないものでもあるが、同じような役割を持たせて物語に組み入れて、同じような役割を果たしたのだから、実に面白い類似点ということになる。これも「傑作」に怒る不思議な共通点の一つである。

次回で回数の上では6クール(=13×6)記してきたことになるが、最初の1クールが14回あったため、6クールに到達するにはあと2回ということになります。が、もう1年半も週一で記し続けてきたことになります。もう暫く「ある物」シリーズということで続ていきます。何が登場するかはお楽しみに。

 

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↓「コロンボ3号」って、これの仲間(亀)のような感じです。

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