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「ESCAPE FROM NEW YORK」 [映画(洋画)]

表題の作品は1981年の映画「ニューヨーク1997」である。近未来のアメリカ・ニューヨークを舞台にしたアクション作品である。それにしても、ニューヨーク・マンハッタンが巨大な刑務所になったという設定には度肝を抜かされるところである。尚、「近未来」と言っても、本作の時代設定は1997年なので、既に過去になっているが、製作されたのが1981年ということで、一応「近未来」というように考えましょう!

作品データを記しておくと、時間は99分、監督と音楽はジョン・カーペンター、脚本はジョン・カーペンターとニック・キャッスルの2人、撮影はディーン・カンディである。そして出演は、カート・ラッセル、リー・ヴァン・クリーフ、アイザック・ヘイズ、ドナルド・プレザンス、ハリー・ディーン・スタントン、エイドリアン・バーボー、アーネスト・ボーグナイン、シーズン・ヒューブリー、オックス・ベーカー、トム・アトキンス、ジョン・ディール、たちである。

1997年のアメリカ。犯罪がはびこり、マンハッタン島の周囲には高い壁が築かれ、川には電流が流され、上空にはヘリコプターが常時巡回飛行をするという厳戒態勢の刑務所となっていた。そしてそこには全米の囚人300万人がいた。そんなマンハッタン島に大統領専用機が過激派にハイジャックされて墜落した。マンハッタンにいるデュークを頭とするストリート・ギャング・ジプシーズは、これを絶好のチャンスとして、大統領を捕虜にして、全囚人の釈放を要求した。これに対して、政府は、犯罪の帝王と呼ばれる元特殊部隊にいたスネークという男の終身刑を恩赦とすることを条件にして、スネークに大統領救出を託す。が、スネークにニトログリセリンを注射して、24時間以内に大統領を救出しなければ爆死するように、タイムリミットも設けた。スネークはハンググライダーでマンハッタンに潜入し、大統領救出しようと、ストリート・ギャング・ジプシーズたちの襲撃を受けながら、戦っていく...

近未来の設定に、退廃した都市というものは珍しいものではないが、本作はいかにもJ・カーペンターらしい独特の世界がある。そして、その世界観を盛り上げる音楽が絶妙である。また、作品にはB急作品を匂わせる所が随所にあり、それがまた独特の世界観を生み出していて、大作映画を凌駕した内容に仕上がっている。物語の展開もよく、これはSF史に残る傑作である。今だに高い人気があるのも納得出来る所である。

尚、本作から15年後の1996年になって、本作の続編である「エスケープ・フロム・L.A.」が製作されたが、そちらと共に見ておきたい作品である。

 

ニューヨーク1997

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  • 出版社/メーカー: 東北新社
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↓続編はこちら
エスケープ・フロム・L.A.

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