「FANDANGO」 [映画(洋画)]
表題の作品は1985年の映画「ファンダンゴ」である。ケヴィン・レイノルズ監督が学生時代(南カルフォルニア大学映画学科に在籍当時)に、卒業制作作品として作った短編がスピルバーグの目に止まり、長編商業作品としてリメイクされた作品である。大学を卒業した5人の若者たちが、今一度バカ騒ぎ(ファンダンゴ)を使用として旅に出て繰り広げる青春映画である。また、いう間でもなく本作はケヴィン・レイノルズ監督の商業映画デビュー作である。
作品データを記しておくと、時間は91分、監督と脚本はケヴィン・レイノルズ、撮影はトーマス・デル・ルース、音楽はアラン・シルヴェストリである。そして出演は、ケヴィン・コスナー、ジャド・ネルソン、サム・ロバーズ、チャック・ブッシュ、ブライアン・チェザック、マーヴィン・J・マッキンタイア、グレン・ヘドリー、エリザベス・デイリー、スージー・エイミス、たちである。
時は1971年、ベトナム戦争が続いている時期、テキサス州オースチンの大学寮のルームメイト5人組・グルーバーズは、仲間の1人・ワグナーの独身最後のパーティを開いていた。しかし、召集令状を受け取ったワグナーは結婚中止を宣言した。また、彼らのリーダーであるガードナーも召集令状を受け取っていて、今こそグルーバーズの友情の絆を捜し求める時だと声を上げ、5人はキャデラックで旅に出た。目的地は、グループ結成時にメキシコ国境に埋めたシャンパンの最高峰・ドン・ペリニヨンDOMの地としたが...
ベトナム戦争の真っ直中という暗い現実がある中、希望に燃える若者の姿と将来に対する焦燥感に揺れながら、若者らしい姿をきっちりと描いている作品である。
また、時代設定が1971年ということで、当時のヒット曲なども登場してくるが、'70's初期の音楽に興味がある方にとっては嬉しい所である。
それにしても、大学を卒業した直後に「卒業旅行」にみんな行くと言うのが今では当たり前になっているが、時代は変わっても、考えること、やることは同じようなものなんですね。
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