SSブログ

「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その81) [ケータイ刑事]

今回とりあげる「ある物」は「スカイダイビングのお供の品」です。要は「パラシュート」のことであるのだが、「ケータイ刑事」では、そのパラシュートが登場していないので、拡大して「お供の品」という表記を行うことにした。で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・3rd.7話」、「007」からは「私を愛したスパイ」「ムーンレイカー」「トゥモロー・ネバー・ダイ」の3本ということにする。(これ以外にも「007」では、パラシュートが登場するが、代表的なものということで、3本に絞りました。)

ケータイ刑事」:「・3rd.7話」。「BS初!ついにやるのかフィギュア劇!? ~銭形海、世界を駆ける!」という物語で、フィギュア劇になった作品である。

マリオネット・エナジーによって1/6の大きさのフィギュアになったちゃんたちは、事件現場である下北沢に向かうが、1/6スケールでは下北沢は遠い。ということで、柴田さんの作った風船を付けたバケツ気球で向かった。が、この気球は、一度上昇したら自力で降下することが出来ず、ちゃんたちは下北沢上空からスカイダイビングをすることになった。(柴田さんの説明では、高度12000mからのスカイダイビングということでした。)が、パラシュートは用意されておらず、傘を手にしてダイブをしたちゃんたちでした。→映画「メリー・ポピンズ」のように、傘を開くとゆっくりと降りてきた。

ちゃんは、それこそメリー・ポピンズのように、綺麗に着地したが、柴田束志さんは近くの草むらに頭から突っ込んで着地(ちゃんは「こんな所でも逆立ちですか?」と言っていた。)、松山さんは電柱に引っかかってしまった。(ちゃんは「何、遊んでるんですか?」と言っていた。)

で、現場に無事に到着したということで、ちゃんたちは事件の捜査を開始した。

007」:「私を愛したスパイ」。1977年のシリーズ第10作。3代目ボンドの第3作でもある。本作でのパラシュートというのは、冒頭部分に登場したもので、KGBの殺し屋に終われて、スキーで逃げるボンド(当然、ただ逃げるだけではなく、攻撃(スキーのストックに仕組まれた銃を使う。)を行って倒している。)が、崖からダイブした後に登場する。背中にそれらしいものを背負っているものの、スキー・チェイスをしている時はとてもパラシュートには見えなかった。で、ダイブすると、スキーとストックを捨て、完全に自由落下を始める。が、突然、パラシュートが開く。しかもそのパラシュートがユニオン・ジャック(=イギリス国旗)ということで、シャレも利いている。で、ボンドは無事にKGBの殺し屋たちから逃れ、呼び出されたMI-6に戻り、新たな任務につくことになる。

尚、このスタントは、シリーズの中でも余りにも有名であるのはご存知の通りですね。

007」:「ムーンレイカー」。1979年のシリーズ第11作。前作に続いて殺し屋・ジョーズが登場したことも話題になった作品である。本作でも、前作「私を愛したスパイ」と同様に、パラシュートは冒頭の部分に登場する。が、本作では少し事情が違う。リラックスして空の旅を楽しんでいたボンドだったが、スチュワーデス(現在はCAと言うが、1979年の作品なので、当時の言い方にします。)と機長(パイロット)がやってきて、銃を突きつけた。で、ボンドはパラシュートも何も付けないまま、上空を飛んでいる飛行機から突き落とされた。機長はパラシュートを付けていて、飛行機から脱出するが、ボンドがその機長を追い、空中で自由落下しながら、(機長が付けている)1つのパラシュートを巡って争い、ボンドが奪い取る。で、パラシュートを奪われた機長はサヨナラ...

パラシュートを付けたことで安心したボンドだったが、今度は殺し屋・ジョーズがボンドに追いついて、襲ってきた。(当然、噛みつき攻撃をするジョーズ。)が、ボンドはパラシュートを開き、ジョーズそれによってジョーズから逃れた。尚、このパラシュートは、最所は機長が付けていたものであり、ごく普通のものである。(特にネタも仕込まれていない。)そしてボンドは新たな任務に向かっていった。

一方、ボンドに逃げられたジョーズも、地上が近づいてきたことで、背負っているパラシュートを開こうとする。が、ジョーズの強力な力で引っ張られたことで、パラシュートは壊れてしまって開かなかった。で、地上では、サーカスが興業を行っていて、そのテントに落ちていったジョーズでした。

007」:「トゥモロー・ネバー・ダイ」。1997年のシリーズ第18作で、5代目ボンドの第2作である。この作品では、冒頭部分ではなく、任務の1つとしてボンドがダイブをする。それは、カーヴァーの陰謀によって、イギリスと中国が一触即発の状態になったが、その一因となったイギリス海軍のデヴォンシャー号沈没の真相を探るため、沈没地点上空から降下して、それを探るという任務である。しかし、上空からパラシュートを開いて、ゆっくりと降下していたら、中国のレーダーに発見されてしまうため、高々度降下低開傘(HALOと呼ばれている降下方法)を行う。これは、レーダーでも探知できない低空に来てからパラシュートを開く降下方法であり、海面に叩きつけられる可能性のある危険なものである。

ボンドの装備は、潜水服を着て、更にはボンベも背負い、海に潜って沈没船の調査を行える用意を調えていた。ダイブをして自由落下していくと、降下速度は最高で480km/hまで上る。そして、海面から僅か60m上空でパラシュートを開いて海面に到着。直ちにパラシュートを捨てて、足ひれを付けると、海に潜って、沈没しているデヴォンシャー号の元に行き、任務を遂行した。

共通点は、いずれもが普通の「スカイダイビング」と呼ばれる降下ではないという所と、降下したら、銭形もボンドも直ちに任務に当たっているということである。(まあ、お遊びでのスカイダイビングではなく、仕事上でのことだから、直ちに任務に当たるというのは当然ですね。)尚、高度12000m(柴田さん談ですが...)からパラシュートなし(傘だけ持っている。)でのダイブのちゃんと、パラシュートなしで飛行機から突き落とされたボンドは、どちらも普段着のままでのダイブであったという所も共通している。→このように、普通では考えられない発想があるというのも、両作品に共通している所である。(尚、「ケータイ刑事」では、フィギュアになったということでのダイブなので、人間がダイブする場合と少し違いがあるのだろうと考えていいんでしょうけど...)

違いは、フィギュアの姿になってのダイブと、人間としてのダイブという所である。また、同時に降下した人(「007」では「ムーンレイカー」の場合がこれに該当する。)は、「ケータイ刑事」では無事だったが、「007」では、ジョーズは無事だったが、パラシュートを奪われた機長は帰らぬ人になったのはいう間でもなく、犠牲者の有無がある。

次回も「ある物」シリーズを続ける予定でいます。ただ、7代目「ケータイ刑事」が1月スタートと思っていたのだが、「東京少女」が継続するということで、7代目の登場が思っていたよりも後ろになる、ということなので、本連載の構成の方も少し修正しようかとも思います。(短期的に、新たな観点から記すこともやろうかと...)とりあえず、何が登場するかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

私を愛したスパイ (アルティメット・エディション) [DVD]

私を愛したスパイ (アルティメット・エディション) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
ムーンレイカー (アルティメット・エディション) [DVD]

ムーンレイカー (アルティメット・エディション) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
トゥモロー・ネバー・ダイ (アルティメット・エディション) [DVD]

トゥモロー・ネバー・ダイ (アルティメット・エディション) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
↓ヤルのなら、正しくやりましょう。
いまから始める趣味のスカイスポーツ

いまから始める趣味のスカイスポーツ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: イカロス出版
  • 発売日: 2008/08/11
  • メディア: 単行本
スカイスポーツパーフェクトブック―大空へ飛び出せ!

スカイスポーツパーフェクトブック―大空へ飛び出せ!

  • 作者: 健康ジャーナル社
  • 出版社/メーカー: 健康ジャーナル社
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 単行本

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。