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HOWARD JONES『ONE TO ONE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表した彼の3rd.アルバムである。第二次ブリティッシュ・インベージョンの波に乗って、世界的な人気を獲得した彼であるが、本アルバム発表時には、彼が行ってきたようなサウンドも随分と簡単に行うことが出来るようになり、彼の存在感も薄らぐようになった時期でもあった。で、彼としたら最後の花火のような感じとなったアルバムである。(引退はして以内が、この後から旧にセールスも振るわなくなったという意味である。)尚、本アルバムは、イギリスでは最高位10位を記録、Billboardでは最高位59位を記録している。

収録曲は以下の全11曲である。『You Know I Love You...Don't You?』『Balance Of Love (Give And Take)』『All I Want』『Where Are We Going?』『Don't Want To Fight Anymore』『Step Into These Shoes』『Will You Still Be There?』『Good Luck, Bad Luck』『Give Me Strength』『Little Bit Of Snow』『No One Is To Blame』。

この中からシングル・カットされたのは4曲であるが、これまでのヒット曲と比べると今ひとつ大きなヒットにはならなかった。まずは『All I Want』がシングル・カットされ、イギリスで最高位35位、アメリカではBillboardで最高位76位を記録した。続く『You Know I Love You...Don't You?』は、イギリスでは最高位43位であったが、アメリカでは最高位17位わ記録するヒットとなった。その後は『Will You Still Be There?』はチャートインせず、『Little Bit Of Snow』はイギリスで最高位70位を記録しただけであった。(いずれも、Billboardにおいて、年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)

本アルバムからのお薦め曲は、シングル・カットされた『You Know I Love You...Don't You?』と『All I Want』、そして『Step Into These Shoes』『Good Luck, Bad Luck』という所をピックアップしておく。

サウンドの方は、所謂エレポップであり、とても聴きやすい楽曲が並んでいる。高いテクニックを持っている所をいかんなく発揮しているが、現在ではシンセサイザーの更なる発展により、陳腐な感じがするのも否めないのだが、'80'sサウンドには現在では失われてしまった手作りによる熟練した技術を垣間見ることが出来、人間くささを感じると共に、親しさを感じさせてくれる。

ここには如何にも'80'sサウンドというサウンドが詰まっていて、聴いていても楽しくなってくる。ということで、'80'sサウンドを棚農するのであれば、聴いておきたいアルバムの1つである。

 

One to One

One to One

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Elektra
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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