ケータイ刑事銭形泪15話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]
5回目となる「銭形泪・2nd.2話」の「音で人を殺せるか? ~売れっこ漫画家殺人事件」の「裏ネタ編」。今回は、「鑑識メモ」を含めて、劇中に登場した飲食物関係ということで、泪ちゃんがおねだりした「ウニ丼」について、高村さんが口にした「スイカ」について、「鑑識メモ」に出てきた「バーボン」についてと「トウモロコシ」についてです。
尚、約2年8ヶ月前(もはや2年9ヶ月といった方がいいですね...)のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「ウニ丼」:丼飯の上に具を乗せた料理である「丼(丼物)」の一つであり、名前の通り、具としてウニを乗せた料理である。19世紀の初頭に「鰻丼」が登場して以来、様々な食材が丼物の具となった丼が生み出されたが、ウニ丼もその一つであり、寿司ネタとしても高級食材として知られるウニを具とした丼物である。
「ウニ」は生きている状態では「海胆」若しくは「海栗」と漢字では記し、食材として加工されたものは「雲丹」と漢字では記す。ウニは棘皮動物ウニ綱に属する動物の総称である。多くは丸くい、体表は棘で覆われている。下面中央に口が、背面中央に肛門を持っている。また、中には毒を持っているウニ(ガンガゼがこの一例です。)ものもいる。
食用とされるのはバフンウニ、エゾバフンウニ、アカウニ、ムラサキウニなどである。で、食用にするのはウニの生殖腺である。(寿司ネタとしても、ウニ丼としても、食べる部分は基本的に同じである。)
「スイカ」:漢字では「西瓜」と記し、英語では「Watermelon」と言う。ウリ科の一年生果菜である。原産地はアフリカ中東部・カラハリ砂漠とされていて、日本には16~17世紀に渡来したとされているが定かではない。分かっているのは中国から伝来したということである。(「西から渡来した瓜」という中国語そのままである。)
古代エジプトでは種子を食用とするために栽培されていたということで、人類との接触は数千年に及ぶ。
球形、若しくは俵型の大型の果実をつけるのは夏であるが、「西瓜」は夏の季語ではなくて秋の季語である。また、「果菜」であることから「野菜」の仲間であるが、栄養学上は「果物」と扱われている。品種は150種ほどあり、果肉は紅色、薄紅色、黄色、クリーム色などをしている。また、果肉の90%以上が水分であり、甘みを持っている。
「バーボン」:英語では「Bourbon」と記し、「バーボン・ウイスキー(Baurbon Whiskey)」または「「ケンタッキー・ウイスキー」とも呼ばれる蒸留酒である。主な生産地はアメリカ・ケンタッキー州である。
主原料はトウモロコシであり、80%以上がトウモロコシの場合は「コーン・ウイスキー」と呼ばれる。(「バーボン」と呼ばれるものは、トウモロコシが51~80%のものである。)トウモロコシ以外の原料は、ライ麦、小麦、大麦などである。原料を麦芽で糖化して、酵母によってアルコール発酵させ、蒸留させ、その後、内部を焦がしたホワイトオークの樽に詰めて数年間(2年以上)熟成させた酒である。
18世紀終盤に作られるようになり、ケンタッキー州にバーボン郡という地方があるが、そこで製造されることからウイスキーの名前として定着した。
「トウモロコシ」:漢字では「玉蜀黍」と記し、英語では「Corn」という。イネ科の一年生植物であり、世界的に栽培されている穀物である。食用作物としては、小麦、イネに次いで第3位の生産高(約6億トン)の多い作物であり、とても重要な穀物である。人間の食糧としてだけでなく、家畜の飼料、コーンスターチ、油としての利用があり、近年ではバイオエタノールの原料としても消費されることから、益々重要視されるようになっている。尚、人間の主食としての消費量は、全生産高の約1/3であって、2/3は飼料として消費されている。(日本では、人間の食用として消費されるのは約1/4で、3/4は家畜の資料用として消費されている。)
茎は1~3mに育ち、直立する。原産地は南米・アンデス山麓である。紀元前の古い時代(紀元前5000年頃)には既に栽培されていて、それから世界中に広がる。アジアには16世紀になって伝わり、日本には16世紀後半に渡来している。
雄花(雄小穂)は茎の先端部に、雌花(雌小穂)は茎の中ほどに生えてくる。別々に生じるため、受粉は風によって行われることになる。受粉すると種子を形成することになる。尚、トウモロコシの実でヒゲのようなものがあるが、これは雌しべである。
↓「ウニ丼」だけではないですが...
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↓こういう西瓜もあります...
↓「バーボン」ということで...
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