IAN TYSON『AND STOOD THERE AMAZED』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1991年に発表されたアルバムである。1959年のレコード・デビューからキャリアを重ねたカナダ出身のカントリー・シンガーである彼は、1989年にカナダのカントリー・ミュージックの殿堂入りを果たしているが、本アルバムはその後に発表されたこともあって、円熟した旨みのあるカントリー・ソングを聴かせてくれている。
収録曲は以下の全11曲である。『Black Nights』『Lights Of Laramie』『Jaquima To Freno』『Springtime In Alberta』『Non-Pro Song』『Milk River Ridge』『Rocks Begin To Roll』『Ballad Of Jack Link』『You're Not Alone』『Magpie』『Home On The Range』。
この中からシングル・カットされたのは5曲で、本国カナダでは2曲がカナダのカントリー・チャートで最高位9位を記録するなど、ヒットを記録している。シングル・カットされた曲は、順に、『Springtime In Alberta』『Lights Of Laramie』『Magpie』『You're Not Alone』『Jaquima To Freno』である。
本アルバムからのお薦め曲は、『Black Nights』と、シングル・カットされている『Lights Of Laramie』『Springtime In Alberta』『Magpie』という所をピックアップしておく。
派手な所は全く無いが、完成した大人の歌を聴かせてくれるということで、まさに大人のためのカントリー・ソングを聴かせてくれるアルバムである。大人のボーカルを堪能したいという方にお勧めのアルバムである。
尚、カナダ出身のアーティストって、世界的には今ひとつ知名度が無くても、並ではない実力を持っているシンガーが数多くいるが、彼ももっと高い評価をされてもいいシンガーである。
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