IAN HUNTER『IAN HUNTER』

表題のアルバムは1975年に発表された彼の1st.ソロ・アルバムである。MOTT THE HOOPLEにいた彼であるが、ソロになって、自分のやりたいロック・ナンバーをたっぷりと聴かせてくれているアルバムである。特に、2005年に、本アルバムの30周年を記念した限定版では6曲のボーナス・トラックが追加され、よりいっそう堪能させてくれることになった。

収録曲は、オリジナル盤では全8曲であったが、2005年にリリースされた「30周年記念盤」では、その後に6曲のボーナス・トラックが追加されて全14曲となった。収録曲は以下の通りである。『Once Bitten, Twice Shy』『Who Do You Love』『Lounge Lizard』『Boy』『3,000 Miles From Here』『The Truth, The Whole Truth, Nuthin' But The Truth』『It Ain't Easy When You Fall/ Shades Off』『I Get So Excited』。（織り地なり番はここまで。）以下、ボーナス・トラックは『Colwater High』『One Fine Day』『Once Bitten, Twice Shy』『Who Do You Love』『Shades Off (Poem)』『Boy (Edit)』。

この中からシングル・カットされた『Once Bitten, Twice Shy』は、イギリスで最高位20位を記録するヒットとなっている。

本アルバムからの筆者のお薦め曲（オリジナル盤の全8曲からチョイスしています。）は『Once Bitten, Twice Shy』『Boy』『3,000 Miles From Here』『I Get So Excited』『It Ain't Easy When You Fall/ Shades Off』。特に、ボーナス・トラックにも収録されている『Once Bitten, Twice Shy』『Shades Off』『Boy』については、シングル・バージョンとアルバム・バージョンとが収録されることになっているだけに、聴き比べることも出来るので、じっくりと聴きたい所である。

30周年盤は、時間的にも1時間を超える物になり、たっぷりと聴くことが出来るようになったこともあり、本当に嬉しい限りである。'70'sのブリティッシュ・ロックは、前半、中盤、後半とそれぞれに特徴的な大きなムーブメントがあることで、とても充実した時代でもあり、それぞれ違った魅力に満ちあふれている。じっくりと聴くのなら、30周年盤にすべきであり、オリジナル盤を既に所有していても、30周年盤は新たに購入して聴くだけの価値のあるアルバムである。たっぷりと堪能しましょう!

 

Ian Hunter

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: Sony International
• 発売日: 2005/07/12
• メディア: CD

Ian Hunter

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: Sony Japan
• 発売日: 2006/07/28
• メディア: CD

 

↑ボーナス・トラックあり ｜ボーナス・トラックなし ↓

Ian Hunter

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: Columbia
• 発売日: 1994/08/01
• メディア: CD

Ian Hunter

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: Sony International
• 発売日: 1990/03/20
• メディア: CD