ケータイ刑事銭形愛9話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]
2回目となる「銭形愛」第9話「歯で弾丸を受け止める男 ~ネタバレマジシャン殺人事件」の「裏ネタ編」は、前回に名前をピックアップした「ゼンジー北京」についてと、昇天斎太郎がこの物語でマジックをしていたので「マジック」について、そしてそのマジックで使っていた「花瓶」と「お盆」について記します。(尚、「マジック」については「愛7話[裏ネタ編]」PART 4で一度記しているので、それをベースにして加筆をしました。)
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「ゼンジー北京」:しゃべくり手品ということでは祖となる芸人(手品師)である。(今ではこういう芸風のマジシャンは珍しくないが、彼のデビュー時は珍しいスタイルであった。)
1940年、大阪府の出身であるが、「ワタシ中国ハ広島のウマレアルヨ」と言う持ちネタがあるため、大阪出身と言うことは意外と知られていない。師匠はゼンジー中村で、デビューしたのは1963年のことである。
しゃべりながら、誰もが見てもタネが分かるような手品を行ったり、その(簡単な)手品のタネ明かしを語ってしまうということをやっているが、ショーのクライマックスには、高度なマジックを行うということで、手品師としても一流の腕を持っている。→こういう芸風は、この物語に登場した昇天斎太郎がそのまま受け継いでいる。
「マジック」:英語では「Magic」という。この単語には、手品、奇術、魔法、魔術、魔力、呪術という意味があるが、エンタテイメントの一つである手品や奇術のことを指しているのが一般的である。日本では江戸時代、「手妻」もしくは「品玉」と呼ばれていたこともあった。
巧妙な技術によって、常識的な判断を超えた現象を目の前で見せる芸能のことである。(例えば、何もない箱やシルクハットの中から花を出すなど。)
歴史は古く、古代エジプトで行われていたものが起源とされている。それが世界各地に広がり、それぞれの地域の文化と融合し、独自の発展をしていった。日本には、中国を経て奈良時代に伝来した散楽が起源とされている。それが曲芸などと融合し、日本独自のものに発展していった。(当時は「幻戯」または「目くらまし」と呼ばれていた。)江戸時代には「手妻」または「手品」と呼ばれ、現在のものに近づいた。(これは日本独自の奇術として、世界に知られていくことになる。→例えば、松旭斎一門の水芸など。)明治になって西洋の奇術が入って来て、大がかりな仕掛けを使ったものも行われるようになり、今日に至っている。
「花瓶」:花器の一種であり、切花を挿す目的で用いられるものである。「瓶」と言う名称になっているが、一般的には「壺」の形をしているものが多い。(蓋は無い。)英語では「Vase」若しくは「Flower Vase」という。英語では「ヴェイス」と発音するが、同じ綴りのフランス語では「ヴァズ」と発音し、ドイツ語では「ヴァーゼ」と発音する。
内部に水を入れ、花を挿すものであるため、転倒防止の工夫がされた形状をしているのが一般的であり、下部(「足」と呼ばれる)はある程度の太さがあり、上部は細くなっていて、花を挿す口がある。また、使用される材質は、耐水性のあるもので、金属、陶器、ガラスなどが使われる。
デザインは、花をよりよく見せるために工夫されて作られている。(花を引き立てるため、特に材質そのものの色で、無地というシンプルなものと、見栄えを良くするために派手な絵柄が付けられているものとに大別出来る。)
また、「切花を挿す」というところから離れて、装飾品として(花を入れなくて)花瓶単体もインテリアとして発展してきた歴史がある。特にヨーロッパではその傾向が強かった。これが王侯貴族の間で流行し、派手な柄の花瓶(壺)が生まれ、「名器」と言われているものが多数生まれている。
「お盆」:英語では「Tray」または「Salver」という。(後者は、金属製であることが必要であり、小形のものを指して言うことが多い。)また、フランス語では「Plateau」、ドイツ語では「Tablett」、イタリア語では「Vassoio」、スペイン語では「Bandeja」という。
浅く平たい物を乗せるための道具である。材質は、木、金属、プラスチックなどで、形は円形、楕円形、長方形などが一般的である。また、取っ手が付いているものもある。
主な用途は、食事を盛りつけた皿や飲み物を入れた容器を運ぶ際に使われるのが多く、飲食店では当たり前の用に使用されている。(家庭でも同様に使いますね。)また、カフェテリア方式(セルフサービス方式)の飲食店(学食や社員食堂なども含む。)では、利用者はこれを利用して食べるものを乗せるのに使う。
また、食事以外のものを運ぶのにも使われる。(例えば、正式な形での名刺の受け渡し、書類の受け渡しを行う際など。)また、手術室で手術道具一式を乗せるのらも使われる。→これらの場合は「お盆」と言うよりも「トレイ」と呼ばれるのが一般的ですけど...
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