ケータイ刑事銭形愛11話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]
今回からの「銭形愛[裏ネタ編]」は、第11話「そんな執事に騙されて殺人事件」に突入です。(この物語は、少し長くなりそうです。)初回となる今回は、サブタイトルにある言葉から「執事」について、そしてこの物語のポイントとなる「ミックステイスト」について、更に、物語の発端で五代さんが見つけた「下駄」について、この物語の被害者(結局、一命を取り留めましたけど...)がやっていた「内職」について、そして「食いしん坊!万才」について記します。
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「執事」:一般的には、事務を執り仕切る人のことを言う。特に、身分の高い人の家や寺社に置いて事務を執り行う人のことを言う。現代では殆どいないが、王族か、かなり莫大な資産を持った家にしかいない。
英語では「Butler」と言うのが一般的であるが、貴族の執事であれば「Chamberlain」、教会などの執事を「Archdeacon」または「Deacon」という。
日本では、鎌倉時代の幕府の執権の別称であったり、政所の次官も門注所の長官の役職でもあり、室町幕府の将軍の補佐役、政所の長官、門注所の長官の役職でもあった。
「ミックステイスト」:「ミックス」は混ぜること、混合、混ぜたものという意味で、「テイスト」は味わい、風味という意味である。1970年代にちよっとした流行があったが、身近な食材を組み合わせることで、(主に高級品の)別の料理の味を作り出すこと、またはそうやって作り出した食べ物のことを言う。要は、安い食材で高級料理の味を真似るというものであり、遊び心に満ちたものであって、色んな工夫をすることが受けて流行した。が、所詮はニセモノであり、「本物志向」が流行すると、忘れ去られたようにブームは去ってしまった。
「下駄」:屋外で使用する日本の伝統的な履き物である。2枚の歯と呼ばれる板が付いた台木に3つの穴を開け、鼻緒をその穴にすげたものである。尚、中には歯が1枚しかないものや、3枚ある下駄も一部にはある。
英語ではそのまま「Geta」と言うが、「Japanese Clogs」と言う場合もある。最近では「Geta」で十分通じる。(英語になった言葉の一つでもある。)
歴史は古く、弥生時代後期の遺跡である静岡の登呂遺跡から、水田で使う田下駄が出土している。平安時代には台木が長円形の差歯下駄が一般的に使われていた。江戸時代には庶民の履き物として広く普及すると同時に、装飾に凝った下駄も登場している。現在は、和服を着た時の履き物として使われている。
「内職」:本職以外に、家計の補助となるために行う仕事ことを指し、主に自宅で行うものが多い。(例えば、造花を作る、紙細工を作る、というような組み立て作業や、商品の箱入れなどの封入作業などがある。)これ以外の意味としては、奥向きの仕事、後宮の職務のことを指したり、授業中や会議中などに行う授業や会議とは関係ない他の仕事のことを指している。
英語では「Side Job」と言うが、これは日本語で言う所の「アルバイト」や「副業」も含んでいる。(日本語では「内職」と「副業」や「アルバイト」は完全に一致するものではない。)
江戸時代に武士の家で行われたものが起源とされている。時代劇で、武士の奥さんや浪人などが自宅で傘を作ったり、団扇を作ったりというのをよく目にするが、正に、自宅で家計の足しになるように行われているものであり、典型的な例と言うことが出来る。
尚、「内職」といっても色んなものがあるが、特に問題になっているのは「内職商法」と呼ばれる悪徳商法がある。仕事を手にするためには登録料を払う必要があったり、高額なサポート契約を結ばせるというもので、仕事をする前にお金を支払う必要があるものは、基本的に悪徳商法のものであり、その業者が謳っているような収入は得られない、と思って良い。そういうものには引っかからないように、十分注意しましょう。(よく目にする内職として「宛名書き」があるが、最近はパソコンやデータベース(ソフト)の普及によって簡単に大量の宛名を印刷することが出来るため、この所の内職は殆どが悪徳商法だと思って良い。)
「食いしん坊!万才」:1975年6月にスタートしたフジテレビ系で放送されている5分間の料理番組である。以前は全国ネットで放送されていたが、現在は全国放送されておらず、フジテレビと地方が1局だけというローカル番組になっている。また、以前は週に5回放送されていたが、現在は週に1回ということになっている。
内容は、日本各地の名物料理をレポーターが食べ歩くというものである。で、レポーターは現在が11代目となっているが、第9代のレポーターが、五代さんを演じる山下真司である。(1994年から1997年の4年間務めた。)歴代のレポーターは、初代から順番に、渡辺文雄、竜崎勝、友竹正則、宍戸錠、川津祐介、梅宮辰夫、村野武憲、辰巳琢郎、山下真司、宍戸開、松岡修造(現役)である。
この中で、最も登場回数が多いのが友竹正則で、それに次ぐのが山下真司である。
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