ケータイ刑事銭形愛12話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]
今回からの「銭形愛[裏ネタ編]」は、第12話「サンタが街にやってきた ~クリスマス誘拐事件」に突入です。BS-iの再放送も1週お休みなので、「裏ネタ編」を記すのにも少しだけ余裕が生じるが、いずれ追いつかれることを考えて、こういう時にこそ、たっぷりと記していきたいと思います。で、初回となる今回は、サブタイトルにある言葉から「サンタ」と「クリスマス」について、「誘拐」について記します。
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「サンタ」:「サンタクロース」の略である。「Santa」は「神聖」という意味がある。クリスマスの前夜(=クリスマス・イヴ)に、良い子に対して、靴下の中にプレゼントを入れて回るという伝説上の人物であり、真っ赤な服に白く豊かな顎髭を蓄えた風貌として知られている。英語では「Santa Claus」と表記する。また、「ファーザー・クリスマス」という別名もある。
小アジア・ミュラの司祭である聖ニコラウスの伝説が起源であり、4世紀から語り継がれている。そのオランダ語の「Sint Klaes」の英語訛りが「Santa Claus」である。尚、ニコラウスの祝日は12/6であり、その前夜に贈り物を交換するという習慣があり、これが形を変えて現在に至った。
ニューヨークに移民したオランダ系移民がアメリカに持ち込んだ風習で、これがクリスマスにプレゼントを贈るというアメリカに元々あった習慣と結びつき、赤い服、白い髭、長老という形になり、クリスマス・イヴにプレゼントを贈る、という形になった。そしてこれが世界に広がり、今日の状況を生み出すことになった。
乗物はトナカイが引く空を飛ぶソリである。ソリを引くトナカイの数は8頭であるが、その先導役を務めるトナカイが1頭いて、現在、サンタクロースのソリのトナカイは9頭になっている。先導役のトナカイの名前はルドルフ、それ以外のソリを引く8頭の名前は、ダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクセン、ドゥンダー(またはドンダー)、ブリッツェン、キューピッド、コメット、である。
「クリスマス」:英語では「Christmas」と表記するが「Xmas」という表記もある。「Xmas」の「X」はギリシャ語の「Xristos」の頭文字であり、キリストを意味している。(「mas」は「祭日」という意味である。)
イエス・キリストの降誕祭であり、キリストの生誕を祝うキリスト教の記念日であり、祭日とされている。12/25がその日であるが、ユダヤ教では日没を日にちの区切りとしているため、12/24の夕方(日没後)からを「クリスマス・イヴ」として祝っている。(本来の「クリスマス・イヴ」は24日の日没から25日の00:00までである。→これがいつしか12/24の全体を「クリスマス・イヴ」として祝うようになった。)尚、ユダヤ教での正しい「クリスマス」は25日の日没までである。
日本語では「クリスマス」という言い方の他に「降誕祭」「聖誕祭」「聖夜」という言い方もある。英語では「Christmas」、ドイツ語では「Weihnachten」、フランス語では「Noel」、イタリア語では「Natale」、スペイン語では「Navidad」という。
クリスマスというと12/25であるが、東方教会では1/6である。また、一部の国によっては、12/25から始まり1/6までという所もある。また、多くの国では12/25は祝日となっている。(日本でも、かつて12/25は祝日であり「大正天皇祭」という名前でした。1926年から1947年までの間。)ということから、日本でも「12/25を祝日に」という声があるが、流石は無宗教国家と言われる国ですね。が、クリスマスはキリスト教における祝日であるため、「クリスマス」を祝日にすると、政教分離の原則に違反することになりますとし、花まつり(4/8)をはじめ、他の宗教の祝日を祝日にしないのはおかしい、という声が出るでしょうから、無理でしょうね。(ただ、12/25を「クリスマス」ではなくて他の祝日にするということならば可能でしょうが...)
「誘拐」:他人を欺して連れ去ることを言う。英語では「Kidnap」と言う。似たような行為に「拉致」と「略取」があるが、「拉致」は無理矢理連れて行くことであり、「略取」は暴力行為によって連れ去ることである。結果的にはいずれもが他人を連れ去ることになるが、その手段によって、その行為の言い方が変わる。→子供に「家族が事故にあった」と嘘を言って連れ去ると、騙しているので「誘拐」となり、力づくで捕らえて連れて行くと「拉致」となり、暴力を使って傷つけてから連れ去ると「略取」となる。そのため、法律(刑法)でも「未成年者略取及び誘拐」というように記されている。
尚、「拐かし」または「匂引し」には「略取」という意味と「誘拐」という意味の両方がある。現在ではこの両者の意味を持つ言葉として「拐取」という言葉がある。
「誘拐」(「略取」を含む)事件には、身代金目的、結婚目的、猥褻目的、海外移送目的などがあるが、刑事ドラマや映画に出てくるものは殆どが「身代金目的」である。有名な映画作品としては黒澤明監督の「天国と地獄」、グレン・フォード監督の「誘拐」、そのリメイクでメル・ギブソン主演、ロン・ハワード監督の「身代金」などがある。
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