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THE HOURS(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は2002年の映画「めぐりあう時間たち」である。N・キッドマンがアカデミー主演女優賞を獲得した作品である。(でも、9部門のノミネートで受賞は1つだけでした。)物語はヴァージニア・ウルフに関する3つの物語である。

作品データを記しておくと、時間は115分、原作はマイケル・カニンガム、監督はスティーヴン・ダルドリー、脚本はデヴィッド・ヘア、撮影はシーマス・マッガーヴェイ、美術はマリア・ジャーコヴィク、音楽はフィリップ・グラスである。そして出演は、ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープ、スティーヴン・ディレイン、ミランダ・リチャードソン、ジョージ・ロフタス、ジョン・C・ライリー、トニ・コレット、エド・ハリス、アリソン・ジャネイ、クレア・デインズ、ジェフ・ダニエルズ、アイリーン・アトキンス、リンゼイ・マーシャル、リンダ・バセット、クリスチャン・コールソン、マーゴ・マーティンデイル、ダニエル・ブロックルバンク、ジャック・ロヴェロ、たちである。

1923年、イギリス・リッチモンド。作家のヴァージニア・ウルフは病気療養のために夫・レナードと共にこの町に移り住み、「ダロウェイ夫人」を執筆していた。そんな彼女の元に姉・ヴァネッサたちが訪ねてくが...

1951年のロサンゼルス。妊娠中の主婦・ローラ・ブラウンは夫・ダンの望む理想の妻でいることに疲れていた。ダンの誕生日、親友のキティたちがやってきたが...

2001年のニューヨーク。編集者のクラリッサ・ヴォーンは、エイズに冒された友人の作家・リチャードの受賞パーティーの準備をしていたが、リチャードが飛び降り自殺をしてパーティは中止になる。そんな所にリチャードの母ろローラが訪ねてきたが...

全く無関係な3つの時代、3つの物語を繋いでいるのは『ダロウェイ夫人』である。一方、音楽は全く無関係の物語を繋ぐことはしていないが、共通するところがあって、違った意味で繋ぐ役割を果たしている。しかも、ここで使われている音楽にはそれぞれの物語の人物を扱っているという仕掛けがされているためである。派手な所はないが、文芸作品の音楽と言うことではじっくりと聴きたくなるものである。

そのサントラ盤の収録曲は以下の全14曲である。『The Poet Acts』『Morning Passages』『Something She Has To Do』『For Your Own Benefit』『Vanessa And The Changelings』『I'm Going To Make A Cake』『An Unwelcome Friend』『Dead Things』『The Kiss』『Why Does Someone Have To Die?』『Tearing Herself Away』『Escape!』『Choosing Life』『The Hours』。

映画と共にじっくりと聴きたくなるサントラ・アルバムである。

 

The Hours

The Hours

  • アーティスト: Philip Glass
  • 出版社/メーカー: Nonesuch
  • 発売日: 2002/12/16
  • メディア: CD

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めぐりあう時間たち [DVD]

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  • 出版社/メーカー: アスミック
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