ケータイ刑事銭形泪21話(2nd.8話)[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]
「銭形泪・2nd.8話」の「おーっほほほほほほほ! ~お犯人はアナタお殺人お事件」の「裏ネタ編」は8回目となったが、この物語についてはこれで打ち止めにします。で、今回は劇中で泪ちゃんが着た「割烹着」について、「出前」について、そしてその部分の元ネタになる「渡る世間に鬼ばかり」と「幸楽」について記します。(「出前」については「泪・18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 3」で一度記しているが、それをベースにして多少の加筆を行っています。)
尚、約2年10ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「割烹着」:料理や家事を行う時に、着物の上から着るものであり、これによって衣服が汚れるのを防ぐ役割をするものである。役割から考えると、前掛け、エプロンの仲間ということになる。尚、英語では「Japanese-style Apron」と言う。
サイズは、おおむね着物の袂が納まる袖幅と袖丈であり、身丈は膝までというのが一般的である。また、袖口にはゴムが通っているものもあり、簡単に着る/脱ぐことが出来る。紐が付いていて、それを肩の後ろで結んで使用する。
歴史は比較的新しく、大正時代の初頭からである。当時、家庭用仕事着として考案されたものであり、それが広がっていくことになる。昭和になると、国防婦人会が成立し、割烹着がその会服となったことから、女性は普段着(和服)の上に着るものということになり、誰もが着るお馴染みのものとなる。が、太平洋戦争の戦況の悪化によって、割烹着の材料となる木綿が不足し、女性の服装は次第にもんぺへと変わっていくことになり、見かけることが少なくなっていく。戦後になると、再び復活するが、洋服の一般化とエプロンが広く普及していくことになるが、割烹着は袖があるということもあって、好まれて使われ続けられている。
昭和初期から戦中には広く着られていたことから、昭和の臭いのするものである。
「出前」:飲食店などが、注文を受けた料理を、店内にいる客に提供するのではなく、店外の特定の場所(基本的には、注文者の自宅、または注文者の仕事場というのが一般的である。)に配達することを言う。「仕出し」と呼ばれたり、「デリバリー」と呼ばれることもあるが、「仕出し」は主に和食や弁当のこと、「デリバリー」はテイクアウト専門店の配達を指す場合が多い。(意味的には同じである。)
言葉上は飲食物の「出前」は何でもありだが、丼物、うどん、そば、ラーメン、カレーライス、寿司、ピザなどが「出前」の定番メニュー(食べ物)であり、喫茶店がコーヒーなどを出前するのも一般的である。
また、特に基準がある訳ではないが、提供する飲食物をその店内で提供することが基本となっている店(食堂や喫茶店など)が行う場合は「出前」と言い、宅配専門店(ピザや寿司店、持ち帰り弁当店など)のように店内で飲食物を提供しない店が行う場合は「デリバリー」と言う傾向がある。更に、「出前」と言うと、せいぜい2、3人前までというのが一般的であり、それを超えた人数分の飲食物を配達する場合は「仕出し」と呼ばれることが多い。
歴史は古く、日本では江戸時代の中期にソバ屋が出前を行っていたという記録が残っている。で、その時に出前を届ける人(「出前持ち」と言う)が使った飲食物を入れた容器が「岡持ち」と呼ばれるものであり、出前のトレードマークになっている。(うどんやそばなどの麺類用と、丼物用、寿司用で少し形状が異なっているが、名称は同じである。)
英語では「Home Delivery Service」若しくは「Catering Service」と呼ばれる。
「渡る世間は鬼ばかり」:「渡鬼(わたおに)」という通称があるTBS系で放送されている人気テレビドラマである。現在では珍しく、このドラマは1年間・4クール続く数少ないドラマである。1990年に第1シリーズが始まり、4クール1年間続き、2年のブランクの後、第2シリーズが放送され、2年のブランクの後に第3シリーズが放送された。その後は休止1年、放送1年という1年毎のサイクルで放送されている。ちなみに、第9シリーズが、先日(2009/3/26)最終回を迎えたばかりであり、現在は休止期間に突入した。(これまで、9シリーズ、449話が放送されている。)
プロデューサは石井ふく子、脚本は橋田壽賀子で、典型的なホームドラマである。主人公の岡倉大吉は元会社員で、現在はお食事処「おかくら」の主人である。5人の娘の父親でもある。当初は藤岡琢也が演じていたが、第8シリーズからは宇津井建が演じていて、2代目になった。(藤岡琢也は2006年に亡くなっている。)
出演者は「橋田ファミリー」と呼ばれるように、橋田壽賀子作品の常連さんであることもあってか、「ケータイ刑事」レギュラー陣は出演していない。また、「ケータイ刑事」にゲスト出演した人もこちらに出演している人は少ない。(何人かはいますけど...)→丹羽Pが、石井ふく子Pの「石井ファミリー」や「橋田ファミリー」のことをよく口にしているようだが、やはりかなり意識しているのでしょうね。丹羽PがTBSに入社した時には石井Pは既にTBSを退社していたが、2人とも元TBSの社員ですし...→今や「丹羽ファミリー」もかなりの勢力になっているのと、丹羽Pに見出されてデビューしていき、活躍する若手(所謂「多聞チルドレン」)も凄いですが... でも、やはり勢力地図というものがあるのでしょうね。両者にまたがるような人は出てこないようですし...
「銭形泪」のこの物語が放送されたのは2004/5/23であるがその時は第7シリーズが放送されていた時期でもありました。(第7シリーズは2004/4~2005/3放送でした。)
「幸楽」:「渡る世間は鬼ばかり」の劇中に登場する中華料理店の店名である。(中華料理店であることから「出前」というのはピッタリである。が、泪ちゃんは「幸楽で~す」と言ったが、「おにぎり」と「にぎり(寿司)」はメニューに無いはずですけどね...→別の「幸楽」と言う店なのか、「幸楽」に裏メニューとしてあったりして...)主人公・岡倉大吉の次女・五月(演じるのは泉ピン子)の嫁ぎ先の小島家が経営している中華料理店である。店主は五月の夫である小島勇(演じるのは角野卓造)である。
ちなみに、五月には「愛」という娘がいる。(演じているのは吉村涼。)現在は結婚して田口愛となっていて、娘・さくらがいる。また、「眞」という息子もいる。(演じるのはえなりかずき。)
勇の妹の久子、久子の元夫(復縁した)の山下健治、従業員には田島周平・聖子夫妻や松本達夫がいる。
↓「割烹着」関係
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↓こういうものを...
アルミ出前箱(岡持ち) 縦3段(3ヶ入) 間口260mm×奥行250mm×高さ320mm
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アルミ関西式出前箱(岡持ち) 二段式 大 間口515mm×奥行300mm×高さ(1段)115mm
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アルミ出前箱(岡持ち) 横4段(8ヶ入) 間口475mm×奥行250mm×高さ420mm
- 出版社/メーカー: 厨房卸問屋 名調
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↓「渡鬼」関係。(数が多いので、DVD-BOXは1だけにしています。)
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- 作者: 武山 憲明
- 出版社/メーカー: 音羽出版
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橋田寿賀子ドラマ渡る世間は鬼ばかり お食事処「おかくら」レシピ
- 作者: 岡倉 大吉
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2002/03
- メディア: 大型本
↓「幸楽」のレシピもあります。
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