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「UN HOMME ET UNE FEMME 20 ANS DEJA」 [映画(洋画)]

表題の作品は1986年のフランス映画「男と女Ⅱ」である。1966年の「男と女」の正統的な続編であり、20年の歳月が経過しているのを、20年後の物語ということにして製作された作品である。当然のことながら、前作の主演の2人(アヌーク・エーメとジャン・ルイ・トランティニャンが本作でも引き続き主演を務めているが、同じ日とが演じているからこそ、続編と言っても納得出来る所である。)

作品データを記しておくと、時間は112分、製作と監督、撮影はクロード・ルルーシュ、脚本はピエール・ユイッテルヘーベン、クロード・ルルーシュ、モニク・ランジェの3人、音楽はフランシス・レイである。そして出演は、アヌーク・エーメ、ジャン・ルイ・トランティニャン、リシャール・ベリ、エヴリーヌ・ブイックス、ニコール・ガルシア、フィリップ・ルロワ・ボーリュー、たちである。

20年の時が流れ、アンは今やフランスを代表する女性プロデューサとなっていて、娘のフランソワーズも女優として活躍していた。そんな中、アンが新作のことで悩んでいる時に、フランソワーズは劇場でジャン・ルイを見かけた、と母に話す。ジャン・ルイは20年前にモンテ・カルロ・ラリーで優勝し、今ではレーシング・チームの総監督も務めている現役のレーサーとして活躍していた。アンは20年前の彼との愛の思い出が甦り、2人の愛の日々を映画化することに決め、ジャン・ルイに電話を入れた。で、2人は思い出のカフェで20年ぶりに再会した。しかし、アンのアイデアにジャン・ルイは反対したが、アンの真剣な説得に彼は渋々承諾した。撮影が始まると、アンとジャン・ルイの関係も深くなっていく。しかしジャン・ルイには若いフィアンセがいた。ジャン・ルイは撮影現場からパリ・ダカール・ラリーに出場する。映画の撮影も順調に進み、愛の言葉が綴られたジャン・ルイの手紙がアンに届き、胸を高鳴らせてジャン・ルイが帰ってくる日を待つアン。そんな中、ジャン・ルイが砂漠で遭難したというニュースが飛び込んでくる。アンは仕事を放り投げてでも砂漠に駆けつけていきたかったが、それは出来なかった。数日後、ジャン・ルイの消息は掴めないということで捜索も打ち切られようとしていたが、アンは地元警察にあと一日だけでも捜索を延ばしてほしいと懇願した。ジャン・ルイは無事に生還し、レースに戻り、何とかゴールする。また、アンの映画も完成して、公開されることになる。が、その映画は興行的には失敗し、気を落とすアン。そんな所にジャン・ルイが戻ってきて、アンを励ますのだった。

前作「男と女」への完全な続編ということであるが、オマージュを捧げている所もあって、本作をライフワークにしているルルーシュ監督らしい所が見られる。それにしても、アヌーク・エーメとジャン・ルイ・トランティニャンの2人は良いように年齢を重ねていて、オーラを失っていないのは良いですね。本作はこの2人が輝いているからこそ成立する作品でもありますし...

 

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