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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その99) [ケータイ刑事]

今回とりあげる「ある物」は「ターバン」です。(イスラム諸国ではお馴染みの、男性は頭に巻く長い布であり、またはそれに似せた女性用の帽子です。)で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・1st.11話」と「・1st.18話」の2本、「007」からは「オクトパシー」と「リビング・デイライツ」の2本です。

ケータイ刑事」:「・1st.18話」。「地球最後の日! ~デイ・アフター・トゥモロー殺人事件」という物語で、気象学の権威である四天王が登場する物語である。(ちゃんも四天王の一人というのだから、凄いことです。)ターバンを使用しているのは四天王の一人である中東の気象王であるエルニーニョ・ラディンである。(ターバンというと中東というイメージがあるため、そういうキャラクターが登場しました。)

東京で世界気象極秘会議が開催されるということで、東京の某ビルの地下室が舞台となるのだが、特にターバンが必要というような環境では無い。が、エルニーニョ・ラディンにしたら身だしなみというところですかね、ターバンを使用していた。が、それがとんでもない使い方をされていくことになる。

世界気象極秘会議が始まるが、大地震が発生し、津波が東京を襲い、東京は水没する。世界気象極秘会議の行われている地下室の壁は防水加工が施されていたが、やがて水が侵入してくる。水の侵入を食い止めるために、一同は来ていた衣服を脱いで、扉の前にそれらを押し込め、水の侵入を防ごうということで、エルニーニョのターバンもそれに使われることになった。

結局、大地震というのは嘘であり、地下室を大がかりな装置で揺らしていただけであり、雷ちゃんが真犯人の意図を見破り、逮捕してみんなは無事だった。

尚、エルニーニョのターバンは、劇中で複数回にわたり、エルニーニョの頭にタライが落ちてきたが、その時にはクッションになったということで、ある意味では頭を守るというターバンの本来の用途としても十分役目を果たしていた。(但し、エルニーニョは気絶していましたけど...→ターバンが無ければ、打ち所が悪くて...と解釈すれば、ヘルメットのような役割をそれなりに果たしたことになる。)

ケータイ刑事」:「・1st.11話」。「虹は知っていた! ~写真家アシスタント殺人事件」という物語であり、この物語に登場したカメラマンのレインボー万作(「れいんぼー・まんさく」なのにちゃんは「レインボーマン・さく」さんと呼んでいました。)が頭にターバンを巻いていた。(当然、ちゃんが何度か口にした「レインボーマン」を意識しているのは言うまでもない。)が、ターバンが何かの役割を果たしたとか、その中に何かを隠していたということはなく、ファッションの一つというだけでしかありませんでした。

007」:「オクトパシー」。1983年のシリーズ第13作であり、3代目ボンドの6作目である。この物語ではインドが舞台なる所があって、何人かの登場人物がターバンを頭に巻いて登場する。その中から男女それぞれ1人ずつを取り上げることにする。

まずは、この物語の敵・アフガニスタンの亡命貴族・カマル・カーンの用心棒を務めるゴビンダが頭に巻いていた。用心棒であることから、その中に何か武器を隠しているのでは?と思われたが、特にそういうことはなく、ごく普通のターバンの使い方(=発汗の抑止や砂漠での砂除けというオーソドックスな用途での使用)であった。ただ、劇中に登場しなかったものの、隠しナイフなどを忍ばせていた可能性は十分考えられますけど...

次に使っていたのは、オクトパシーの腹心であるマグダ(カマル・カーンの愛人なのか、オクトパシーの恋人なのか、両方あり得るが、どちらで使用かねぇ... →ちなみに、オクトパシーは女性なので、オクトパシーの恋人ということになるとレズということになる。)を代表として、オクトパシーの美女軍団が使用していたものをとりあげる。マグダはボンドのホテルの部屋に忍び込み、ファベルジュ・エッグを回収して逃走する際、体に纏っていたローブとターバンを使い、ベランダにボンドを誘って誘惑しようとする。で、ボンドがその気になった所を、身を躱し、ローブをロープとして使って外に逃走していった。(ターバンはロープとしては使っていないが、ボンドを上手くはぐらかすことに使っていた。)また、クライマックスでカマル・カーンのアジトを襲撃する際には、着ているのは赤いレオタードであるが、頭には全員がターバン(ここでは女性用の帽子といった方がよい。)を被っていた。

また、MI-6のインド支局の秘密兵器を開発している技術者も、ターバンを頭に巻いていた人もいた。ただ、これもあくまでもごく普通の使い方である。(特に役名もないので、そういう人がいたということの記録です。)ただ、とんでもない秘密兵器の開発を行っていました。(笛で伸びる魔法のロープを応用した兵器。)

007」:「リビング・デイライツ」。1987年のシリーズ第15作で、4代目ボンドのデビュー作でもある。この物語では、物語の中盤から舞台がアフガニスタンになる。ボンドとカーラ(=ボンドガール)は捕らえられてアフガンに連れて行かれるが、そこでソ連の基地から脱出し、現地のレジスタンスに救われて合流し、行動を共にする。砂漠をうごくということで、ボンドもカーラもターバンを頭に巻いて、砂除けのためというオーソドックスな使い方をしていた。また、ボンドは麻薬の中に爆弾を仕掛けるために、ターバンで顔を隠すことを行い、敵の輸送機に爆弾を仕掛けることが出来た。

共通点は、複数のキャラクターが使用しているということを前提にして、ごく普通の使い方をしたキャラクターがいるということ(使い方としたら正しいものであるが、ネタとしたら全く面白みが無いのですけど...)と、普通でない使い方をしているキャラクターがいるということである。(普通に考えたら、「普通の使い方」をするキャラクターばかりになるはずである。)よって、内容は異なっているが、普通ではない使い方がされたということが共通点ということになる。ただ、いずれもが非常事態ということを考えると、とんでもない使い方をするというのは、その場を乗り切るためには必要なことであり、知恵の働かせ所である、ということになり、凡人ではなくて発想力が豊かなキャラクターが登場している、ということにもなる。(→両作とも「個性豊かなキャラクター」が登場する所も作品の魅力であるが、その言葉に偽りがないということにもなる。)但し、「変人と天才は紙一重」と言うこともあるだけに...

次回はこの連載の100回目ということになります。遂に大台突破ということになるが、特別なことは行わず、いつものように「ある物」シリーズとする予定です。何が登場するかはお楽しみに。

 

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