「若親分」(その1) [映画(邦画)]
懐かしの邦画ヒーローシリーズの第35弾として取り上げる作品は、任侠映画ブームに乗って製作された「若親分」シリーズです。この作品は1965年から1967年にかけて、大映が製作した市川雷三主演による作品群であって、全8作が製作された。時代劇への出演が多い雷蔵であるが、その雷蔵の任侠映画ということで、珍しい作品ということになる。が、珍しいのはそれだけではなくて、東映作品を中心とした任侠映画とは異なる独特のテイストが感じられるシリーズになっているということもあって、任侠映画としても珍しい作品群であると言うことが出来る。
物語は、主人公・南条武は海軍少尉であるが、南条組の親分である父・辰五郎が殺され、二代目として組を引き継ぐところから、渡世の世界に入る所から始まる。で、南条武が、素人衆を相手に悪事を働く悪徳ヤクザに対して立ち向かっていき、やっつけるというパターンのストーリーである。まあ、お約束のパターンがあるということで、シリーズが進んで行っても変わり映えがしないのだが、市川雷三の任侠映画という珍しさもあって、それなりの人気を集めた作品である。
初回となる今回は、シリーズのおさらいです。本シリーズ作品は以下の通りである。シリーズ第1作「若親分」(1965年)、シリーズ第2作「若親分出獄」(1965年)、シリーズ第3作「若親分喧嘩状」(1966年)、シリーズ第4作「若親分乗り込む」(1966年)、シリーズ第5作「若親分あばれ飛車」(1966年)、シリーズ第6作「若親分を消せ」(1967年)、シリーズ第7作「若親分兇状旅」(1967年)、シリーズ第8作「若親分千両肌」(1967年) 。
次回からは、それぞれの作品について、順番に記していくことにします。
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