LED ZEPPELIN『LED ZEPPELIN Ⅱ』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1969年に発表された2nd.アルバムである。英米加独西豪の6ヶ国で1位を獲得し、彼らを一躍スーパー・バンドにした名盤である。アメリカ(Billboard)では、BEATLESの「ABBEY ROAD」と1位を取り合うという形で、通算で7週に渡って1位を獲得(「ABBEY ROAD」が8週、本作が1週、「ABBEY ROADヶが2週、本作が1週、「ABBEY ROAD」が1週、本作が5週ということで、4ヶ月の間、2枚が1位を取り合っていた。)し、1970年の年間アルバム・チャートでも2位にランクインしている。(年間チャートでは「ABBEY ROAD」は4位でした。ちなみに年間1位は、5週連続1位の本作に代わって1位を獲得し、10週1位となったサイモン&ガーファンクルの「BRIDGE OVER TROUBLED WATER」です。)
収録曲は以下の全9曲である。『Whole Lotta Love』『What Is And What Should Never Be』『Lemon Song』『Thank You』『Heartbreaker』『Livin' Lovin' Maid (She's Just A Woman)』『Ramble On』『Moby Dick』『Bring It On Home』。
この中からシングル・カットされたのは2曲で、『Whole Lotta Love』がBillboardで最高位4位、豪では1位を獲得、『Livin' Lovin' Maid (She's Just A Woman)』はBillboardで最高位65位を記録している。→とは言っても、彼らはシングル志向ではないので、シングル・チャートの成績がアルバム・チャートの成績に比べると見劣りするが、全く気にする必要はないですが...
本アルバムには、彼らの代表曲となる『Whole Lotta Love』『Lemon Song』『Heartbreaker』が収録されているだけに、これらを聴かないでどうする、といった内容である。それ以外にも名曲に満ちているということもあって、お薦め曲としては「全部」と言ってしまうので、筆者のお薦め曲については控えておくことにする。
セールスの点では、1971年に発表した「Ⅳ」の方が本作よりも上であるが、完成度でも劣ることはなく、本作があってこそ、後のアルバムも栄えるのである。
ZEPPELINを聴くのであれば、本作は聴いておかなければならないマスト・アルバムであるが、'70'sという時代を目前にした'60's終盤から'70's初頭の音楽シーンに与えた影響の大きさを考えると、ロック・ファンであれば、知らなければモグリと言われてもおかしくないアルバムである。じっくりと味わいながら聴き入りましょう!
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