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ケータイ刑事銭形愛20話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

4回目となる「銭形愛」第20話の「聴くと必ず死ぬレコード ~呪いの賛美歌殺人事件」についての「裏ネタ編」は、この物語でミスリードを担うことになったキャラの松井米子に関する事柄から、「家政婦」について、「ママさんコーラス」について、「盗癖」についてと、「万年筆」について記します。

尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

家政婦」:家庭に於いて、家政を担当、または家事の補助や手伝いをする職業のこと、またはその業務を行う人のことをいう。一般的には女性である。英語では「Help」「Home Help」「Housekeeper」などと言う。

仕事の中身は、炊事、洗濯、家屋の掃除などであり、炊事に関係する食材の買い物を除いては家の中の業務に限定されるのが一般的である。

歴史は、比較的新しく、明治以降、都市部の中流家庭が増加したことと、女中の減少により、火事を行う仕事に対する需要が増え、子育てを終えた中年の主婦が派出婦という形で、個別に契約をして仕事に当たるということが増えてきた。子育ての経験があることから、家事には慣れているということで、広がっていくことになる。また、第二次大戦によって夫が死別した未亡人が、生活のために仕事を行う場として注目され、斡旋業者の登場と共に浸透していくことになった。

尚、家政を行う仕事としては、かつては女中と呼ばれる住み込みで働く仕事があるが、家政婦は住み込みではなくて通いというのが基本であるという違いがある。

ママさんコーラス」:「コーラス」とは多人数によって歌を歌う演奏形式である。特に何人必要というような制限は無く、2人の場合もあれば数人、更には数十人など、様々である。また、声部が分かれていて、それぞれの声部を担当する複数人が一緒に歌うというのが一般的である。ベートーベンの『交響曲第9番(合唱つき)』は、日本では年末の名物となっている。

「ママさん」というのは、一般的に主婦のことである。「ママさんバレー」というのが広く知られているが、これはアマチュアのバレーボール・クラブの通称である。(主婦が中心であるが、未婚の女性であっても問題はない。)

「ママさんコーラス」とは、「ママさんバレー」と構成は基本的に同じであって、合唱を行うクラブである。メンバーは主婦が中心であるが、未婚であっても全く問題はない。

盗癖」:衝動的に盗みをするという癖のことを言う。「窃盗症」と言うこともある。また、英語では「Kleptomania」と言う。

盗みによって経済的な利益を得ようと考えて行うのではなく、衝動的に盗みを行ってしまう病的な症状であって、頭では窃盗は悪いことと理解していても、反復的に繰り返してしまう症状である。そのため、精神疾患の一症状とされている。また、盗みを行う際に緊張感を味わうことが目的である場合もあって、その場合は、盗んだ物は廃棄したり、時には現場に返すというようなことがある。そのため「窃盗のための窃盗」と呼ばれることもある。

「窃盗行為」を常習的に繰り返すが、窃盗によって利益を得たことに味を占めて窃盗を繰り返す窃盗常習犯とは違っているのは、利益を得ることが頭に無いということである。が、犯罪行為という観点では、利益をえることに味を占めた窃盗常習犯と同じ行為を繰り返していることになる。(但し、時には盗品が戻って来ることもあるため、窃盗常習犯による窃盗行為よりは軽く見られている。)

万年筆」:英語では「Fountain Pen」という。インクを使う筆記用具であり、ペン軸の内部にインクを蓄えたタンクを保持していて、そこからペン先まで自動的にインクが供給されるように構成されている。(インクの供給は、毛細管現象を利用しているものが一般的である。)

歴史は18世紀初頭に遡り、1809年にイギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが、ペン軸にインクを蓄えたペンを発明したが、これが最初である。(それまでは、ペン先をインク瓶に付けて、小まめにインクの補充を行う必要があった。)インクが自動的に供給されることが、出水から水が湧き出るのと同じように見えたことから「Fountain Pen」の名前が付いた。しかし、当時の万年筆は、インクもれが頻発したことから、広く普及することはなかった。

1884年にアメリカのルイス・エドソン・ウォーターマンが毛細管現象を利用したペン芯を発明すると、インク漏れが大きく減り、広く普及することになった。

現在は、インクタンクがカートリッジ式になっていて、インクが無くなるとカートリッジを交換するものが主流となっているが、インクを補充することが出来るタイプのものもある。

日本でも、似たようなものが江戸時代に存在していたが、1884年にアメリカで発明されたものが入ってくると、普及していき、戦前では万年筆の国内生産量は世界生産の半分を占めるようになる。

戦後も広く使われていたが、ボールペンの登場によって情勢が変わってくる。そして公文書へのボールペンの使用が認められるようになると、一気にボールペンに主役の座を奪われることになる。が、独特の書き心地がある、希少性、独自性が評価されるなど、愛好家も多く、近年では復権の兆もある。特にペン先のデザインは、使われている素材が金、白金、イリジウムなどが使われていて、そこには凝ったデザインがされていることが多く、独特の雰囲気を持っている。(ペン先には、耐摩耗性もひつようであるため、24Kなどの純度の高い金ではなく、14Kや18Kが主流である。)

そのため、ペンの価格がボールペンなどのように安価にならないのだが、近年ではここにプラスチック製のペン先を使ったものが登場している。(耐久性が劣るため、使い捨ての万年筆に使用されているが、「万年筆」というのは「半永久的に長い年月使用することが出来るペン」という意味から命名されているので、言葉に矛盾があるのですけどね...)→万年筆は、インクの供給さえ続けば、少なくとも人間の一生というタイムスケールでの使用は可能である。

 

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