SSブログ

「若親分」(その4) [映画(邦画)]

次の記事が、本ブログで6000本目という節目になるため、いつもの予定と入れ替えることにして、邦画を先にUPすることにしました。


今回は1966年に製作された3本の作品の中で残っているシリーズ第5作の1本についてです。

シリーズ第5作若親分あばれ飛車
作品データを記しておくと、1966年の大映京都の作品であって、時間は84分、監督は田中重雄、脚本は高岩肇、撮影は高橋通夫、美術は柴田篤二、音楽は北村和夫である。そして出演は、市川雷蔵、藤巻潤、瑳峨三智子、龍岡晋、夏木章、見明凡太朗、青山良彦、明星雅子、二本柳寛、早川雄三、戸田皓久、仲村隆、園田哲也、石黒三郎、北龍二、北原義郎、甲千鶴、杉田康、木村玄、三夏伸、中田勉、荒木康夫、喜多大八、森矢雄二、山上友夫、花布洋、津田駿、後藤武彦、須藤恒子、小山内淳、谷謙一、藍三千子、松村若代、竹里光子、大山健二、星ひかる、森一夫、大庭健二、たちである。

大正末期、久しぶりに帰郷した南条武。大浜市は郷里出身の大物政治家・田所徳次郎を迎えて築港拡張工事の起工式が行われ、大いに沸き立っていた。武を迎えた元南条組代貸の猪之肋は、南条組を再興してくれと武に頼むが、それを断る武だった。しかし、海軍時代の親友・井川から、工事を請け負っている北門組と軍上層部が癒着していて、悪事を働いていると聴かされると、立ち上がることを決意する。そんな中、で市の土木課に勤める猪之助の息子・五郎が、北門組の工事入札に不正をがあることを見つけた。しかし、北門組に襲われる。たまたまその場を通りかかった武が五郞を助けることになった。そしてこれによって武は仁侠の道を守るために南条組の再興を決意した。そしてある料亭で北門辰造に告げた。それからは、再興した南条組と北門組との対立が激しくなっていく。そんな中、北門組を探っていた猪之助が殺されてしまう。これで遂に武の怒りが爆発し、単身で北門組に乗り込んでいく。そして北門と対決して倒す。また、北門の数々の悪事の証拠や政界との癒着の証拠を掴んだのだった。

昔、籍を置いていた海軍関係者から悪事を知り、立ち上がるが、仲間が殺されて殴り込み、そして悪人退治というお馴染みのパターンであるが、シリーズ作品も5作目になると、流石にマンネリ感も感じてくるが、シリーズの安定期の作品でもあって、何とか耐えられる。が、本作で南条組を再興させたことで、次作が変わり映えのしない任侠映画になってしまうことを考えると、作品単独では良かったものの、シリーズとしては、ある意味でのターニングポイントになった作品でもある。

若親分あばれ飛車 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 大映
  • メディア: VHS

 

↓雷蔵に関するものも拾っておきます。

完本 市川雷蔵

完本 市川雷蔵

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ワイズ出版
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: 大型本

雷蔵好み (集英社文庫)

雷蔵好み (集英社文庫)

  • 作者: 村松 友視
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 文庫

市川雷蔵

市川雷蔵

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三一書房
  • 発売日: 1995/12
  • メディア: 単行本


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。