MIDNIGHT OIL『DIESEL AND DUST』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1987年に発表された彼らの6枚目のアルバムであり、世界中で大ヒットを記録して、世界的なバンドになったアルバムである。本国オーストラリアでは前々作からも大ヒットを記録していたが、オーストラリア以外では特に注目されることもなかったが、本作はスウェーデンで最高位5位、スイスで最高位7位、イギリスで最高位19位、アメリカでもBillboardで最高位21位(1988年の年間アルバム・チャートでも30位にランクインしている。)ということで、大ヒットを記録した。
収録曲は以下の全10曲である。『Beds Are Burning』『Put Down That Weapon』『Dreamworld』『Arctic World』『Warakurna』『The Dead Heart』『Whoah』『Bullroarer』『Sell My Soul』『Sometimes』。
この中からシングル・カットされたのは4曲であるが、2nd.シングルの『Beds Are Burning』が大ヒットを記録したことが彼らをメジャーな存在にした。イギリスでは最高位6位、アメリカでもBillboardで最高位17位を記録した。尚、本アルバムからの1st.シングルは『The Dead Heart』であり、イギリスでは最高位62位、アメリカでは最高位53位を記録していて、まずまずのヒットになった。そしてその後に『Put Down That Weapon』と『Dreamworld』がシングル・カットされている。
本アルバムからのお薦め曲は、彼らの最大のシングル・ヒットとなった『Beds Are Burning』は外すことは出来ないということで拾っておき、それ以外ではシングル・カットされた『The Dead Heart』『Put Down That Weapon』『Dreamworld』と『Sometimes』をピックアップしておく。
リード・ボーカルのピーター・ロバート・ギャレットは、現在は政治家になっていて、2007/11からはオーストラリアの環境・国家遺産・芸術大臣となっているだけに、もはや音楽活動を期待出来ない(捕鯨問題でボロクソに言われたのが最近話題になりましたね...)が、若き日の彼の姿を堪能するには、本アルバムを抜きにすることは出来ない。
それにしても、ピーターは大臣だし、シュワちゃんは知事、R・レーガンは大統領にまでなってしまうのだから、世の中は面白いものですね。
↓最近リリースされたものはDVDとのセットで、ボーナストラック1曲の追加があります。
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